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ゲルハルト・リヒター展@東京国立近代美術館 ― 写真いかほどのものか 1
きちんと見たかったので、有給をとって雨天の平日に出かけた。
それでも予想以上に観客は多くて、「きちんと見る」にはギリギリという状況だった。
多くは、アートを格別好む20代から30代という男女だった。
すばらしかった。
何から書けばいいだろう。
驚いたのは、リヒターの作品が全て写真撮影可能だったということだ(彼の作品ではない、歴史的な4枚の写真は撮影不可 ※)。
日本での企画展ではたい
アート業界、復活してた
フランシス・ベーコンの、アイスキュロスのオレスティアにインスピレーションを得た3枚組の油彩画が、8400万ドル(約90億円)ほどで落札されてた(Sotheby's 2020年6月29日付ブルームバーグ記事)。
「ギリシャ神話に立ち返って、自らの人間としての強迫観念を表現した」(アンドリュー・シンクレアの言)ベーコンらしい本作品であるが、抽象度が高くて美しく、また、ノルウエーの著名アートコレクタ