その仕事は偶然か必然か
ふと思います
なんで、いま、この仕事(デザイナー)を選んでるのだろう・・・と
それこそ、バイトをしている時は、はっきりとした理由はなく、言うなればお金を稼ぐためでした
でもバイトをやめ、デザイナーとして活動し始めて、そうしていると、客観的にみれば、好きなことやろうとしてるんだな、なんて思うのですが
よくよく考えてみれば、そうでもないような気がします。
もっとやりたい仕事が、実はあるのではないか?
考えてしまうわけです
条件が揃ったから妥協してるだけ?
というのも、そもそも、デザインという仕事自体、17歳辺りで本当に突然現れた職業でした。
それまで、僕の選択肢にデザイナーなんてなかったですし。
そういう世界があることすらも知りませんでした
幼少期は電車の運転手さん(電車大好き)
小学生ではドラマー
サッカーの応援団の太鼓を叩きたいなんてことも言ってました
高校生の頃には文章が好きで、ブロガーで稼ごうとか考えていました
(ずっと就職は考えない)
デザイナーのデの文字もありません
こうも脈絡がないとやはり、ただ条件が揃ったからやっただけなのではないか
つまり、先天的なデザイナーとしてのルーツはなくて
後付としてデザイナーをやっている
もっと言えば、デザイナーで妥協してるんじゃないかと考えたわけです
デザイナーとしてのルーツ
そう考えると、漠然としてきたので、考え方を変えました
デザイナーとは一言も言ってないだけで、デザイナー的な行動は沢山してたのではないかと考えたのです。
していました
一つ例で言うならば、秩序を作り出そうとすることがよくありました。
例えば、無秩序に並んだ紙の切れ端を等間隔で配置したり、ガムを右で10回噛んだら左で10回噛まないと気がすまなかったり。
謎ルールをたくさん自身に課していたり
また、デザイナー的な問題解決もよく行っていて
こういうのあったらいいのになと無限に脳内で発明していた子供時代。
(一瞬の発明なので、ほとんど覚えてませんが)
なんか、フワッと覚えてるような些細なことばかりですが
探してみればあるものだなと思いました。
小さな芽にも根っこがある
ということで、僕のデザイナーとしての人生は、偶然17歳から始まったのではなくて、必然的に幼少期から脈々と続いていたようです。
そもそもこうしてルーツを探るのも、僕のデザイナーとしての自信のなさが生んだ行動でもあります。
まだ芽は小さいのですから、仕方ありません。
芽は小さくても、土の下では延々と根っこが張り巡らされているということでしょう。
それに気づくこと、そして、それを忘れないこと、がとても大事なんだなと思いました。
きっと誰もがそうです。
僕の場合、デザインだけではなく、今までの飲食店やスーパーのアルバイトでだって、自分のルーツを発揮していたなと今では思います。
それを忘れるだけで仕事が今ひとつ、つまらないものになっていたような気がします。
先日、自分の名刺を作成しましたが、裏面のギザギザしたマークにも、自分のデザインのルーツを残しています。
当時、芸能人のサインに憧れて、必死に考えて作り出したものです。
Murakami Ao の頭をとって AM と書いてあります。
書き心地が良くて今でも気に入ってます。
現存する僕の最古のデザインです。(当時小学2年生)
僕のデザイナー歴は4年です(起業してからは1年)
経験も浅くいまだ、プロデザイナーの仕事を見ると、負い目を感じることはありますが。
21年間、育まれた根っこの存在を忘れずに、仕事に励みたいと思いました。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。
今後、ご縁がありましたらよろしくお願いいたします。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?