ピークはまだきっと先にある

ピークは過ぎ去ったと思っていた、フリーライターのaoikaraです。

何のピークかというと、自分の価値であるとか、人生だとか。人生のどん底くらいに落ち込んでいるとき、それからなかなか這い上がれないとき、ちょっとずつ歩き出したとき、上昇しては下降するとき、過去を振り返ってもう私のピークは過ぎ去ったんだなと思っていた。

だけど、たぶんそんなことないな、と思い始めたのが最近。過去とは全然違う次元にやってきて、これはピークというより新世界だなとか思っちゃって。というか、ピークがもうないなんてこともないのかもと思い至って。

失敗をしても絶対に減らないのが経験値で、経験が増えれば理解できることも増えていく。挫折があるから、挫折がないときには味わえなかった気持ちや、周り道をしたからこその出会いや、達成したときの喜びもある。

もちろん廃れていくこと、失っていくこともある。でも、「失った」というのもまた経験で、経験値だけは増えていくから、ピークはどんどん上がっているんじゃないかと思う。


たとえばダイエットしながら、前はただ体重を減らすことばかり気にしていたけど、今は何を食べるか、どんな運動をするのか、肌や内蔵の状態はどうか、きちんとボディメイク&ボディメンテナンスとして意識するようになった。

たとえば臆病になってしまう人との出会いも、巡り巡って、回り回って、縁がつながっていくこともある。仕事でもプライベートでもね。

私はどちらかといえば未来に不安を抱く方。闇のように見えず、わからない恐怖や不幸がやってくるんじゃないかと、いつだってこわい。でも、それと同じくらい、想像もできないような幸せもあるんじゃないか、と最近は思う。わからないけど、人生は本当に上り坂、下り坂、まさか。

人生のピークなんて定めないで、きっともっと先に想像もできないようなピークがあるんじゃないかなって思う。年を取るってきっと悪くない。

2020年11月23日(月)

No.702

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