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「我慢している」と気づくことから始めよう

知らず知らずのうちに我慢している、フリーライターのaoikaraです。

我慢を我慢と意識せず、流してしまう。一度は沸きそうなほどの感情でも、深呼吸をして冷ませば、ほら、たいしたことがないような気がしてくる。

ときには自分を責める気持ちもあるから。「こんな風に思ってしまうなんんて、自分は最低だ」なんて我慢を肯定できないから、「我慢しているわけではない」と思おうとする。

でもね、我慢は募る。だから、たいていは爆発してから「我慢していたんだ」と気づく。

でも、爆発すると、怒りや悲しみの感情に支配されて、冷静な判断ができなくなってしまう。「私ばっかり我慢している」と自分を守り、相手を責めたくなる。そうなる前に、我慢に気づいていればよかったのに。


まずは、「我慢している」と気づき、認めることから始めてみよう。一日の終わりに、「今日は何を我慢していただろう」と振り返ってみることにした。

なるべく感情の爆発とは対照的な気持ちで。冷静で、落ち着いて。だから、リラックスしている入浴中とか、ストレッチ中にぼんやりと「我慢」を振り返る。

今日は眠くて眠くて仕方なかった。だけどやるべきことはあったし、眠れずに疲れた。だったら今日はたくさん眠ろう。

食事のコントロールができてなくて、食べ過ぎてしまう自分が嫌で、すごくストレスに感じた。寝不足も食欲過多につながるらしいから、たくさん寝よう。おいしいものを食べよう。

パソコンの調子が悪くて、作業性が悪くてイライラする。それはもう買い換えよう。

我慢→認める→必要だったら慰める→解決、という流れができて、意外にも我慢は案外すぐに解決した。


だけど、そう簡単に解決しない我慢もある。自分じゃどうしようもないなってやつ。

じゃ、どうもしない。自分が何かしようが、何もしなかろうが、変わらないなら「何もしない」って選択肢だってあり。ついあがいてしまうけど、結果が出ないからもっともっと苦しくなる。

その代わりに、自分が心地よくなることをする。好きなものを食べる。好きな音楽を聴く。気の置けない人と楽しく会話をする。つまりは自分を自分で大切にしてあげる。

たぶん我慢は消えないし、これもまた我慢を流してしまっているのではないかと思うけど、そうではない。「我慢している」と思っていい。「我慢なんてしてない。私が悪い」と思う必要はない。

「我慢してる」私ってえらいぞ、もっと癒やしてあげよう、それでいいじゃん。


なんてなかなかうまくはいかないけれど、自分をいたわることにはなる。こまめに自分を振り返り、つらさやしんどさに気づき、自分を励まして解決に導けば、我慢が募った爆発はきっと減っていくはず。

どうしようもない我慢で心がへばってしまいそうなときにはどうしたらいいのか、まだ解決策は見つかっていない。さっき書いたのは応急処置。これから経験して、また見つけたらここに書こうかな。それもまた一つの解決策になると信じて。

2021年1月12日(水)

No.1104


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