心がはれている
腫れるなら、晴れてほしい、フリーライターのaoikaraです。
腫れているのは目だ。朝起きたとき、いつもより目が開いていないというような、目の重たさを感じた。鏡を見たのはしばらくしてだったけど、自分の感触と変わらない、腫れた目があった。
こまめに感情を出すのが苦手で、積もりに積もって、マグマのようにあふれ出して、止められないものになったら、翌日には目が腫れていた。
傷つくと、腫れる。どこかにぶつけたとか、虫歯ができたとか、たたかれたとか、傷つくと、腫れる。目が腫れるのは、目が傷ついたのではなくて、心が傷ついたのだろう。
どうせなら、腫れるように、晴れたらいいのに、心も。爽快なほどに雲ひとつない青空を見上げて、思わず笑顔になってしまうように、心も晴れたらいいのに。そんな空を見上げるだけでも、心は晴れる。空を見上げるように、日々の中でも晴れるようなことを見つけていければいいのだろう。
きっともうある。ただ、自分が気づいていないだけ。
腫れた目は、時間が経てば元に戻る。腫れはおさまる。心はどうしたって見えないから、腫れがどうなっているのかはわからない。無自覚に傷ついていることだってあるから。
でも、心が晴れる瞬間をいくつも作っていけば、自分が気づければ、心の腫れも引いていくと思う。まずは気づくことから始めたい。
2023年5月17日(水)
No.1573
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