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気に入らないのは“私”のせい

「あ、これ私じゃん」と思う、フリーライターのaoikaraです。

自分以外の何かや誰かにもやっと、イラッとするとき。不安や心配、怒りがあふれそうなとき。なぜそんなの感情を揺さぶってくるのかといえば、たぶん自分に心当たりがあるからだと思った。

「相手はこんな風に思っているんじゃないか」ってことの、だいたいは自分がそう思っているから。「相手がこんな風にしてきたらどうしよう」ってことの、だいたいは自分がそんな風にしたがっているから。

もちろん、何かや誰かによって引き起こされるマイナスな感情もたくさんあるけど、自分が勝手に作り出し、大きくしている感情もあるんじゃないかと思う。

マイナスの感情がぶわっと沸き起こって、感情でいっぱいになりながら、別の立場のときに反対側の自分がいて、「あ、これ私じゃん」と気づく。鏡に映されているようだ。責めるように心の中で言い放った言葉は、全部自分にブーメランで返ってくる。

私が気に入らないのは、“私”のせいだ。全部じゃないけど。

ただ自分のつらいとか悲しいとか腹が立ついう感情を「自分のせい」と否定してしまうのは心がつらくなるから、そこは受け止めて。つらかったよね、悲しかったよね、腹が立つよねと。

だけど、ずっと「誰かのせい」にしてしまえば、ずっと自分を省みず、結局周りを嫌な気持ちにして、自分が作り出した感情で自分も嫌な気持ちになるだけだから、感情とは別の事実としてはきちんと受け止めて。

人生とは、たくさんの誰かを鏡映しにしながら、死ぬまで自分を見つめ続けることなのかも。忘れずにね。

2021年6月24日(木)

No.913

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