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心の準備なんてうまくいかなくて

想定外の状況が苦手で、ついつい想定してしまう、フリーライターのaoikaraです。

臨機応変に対応するのが苦手だから、いつも先のことを想定して、心の準備をしておこうとする。私がうだうだして、自分が思うようにいかなかったり、誰かに迷惑かけてしまったりするのが嫌だから。

特に“悪い方”の想定は念入りにする。「最悪の事態になるかもしれない」と想定しておくと、いざ悪い状況になったとしても、覚悟ができているから冷静に行動、判断ができるんじゃないかと思ってる。実際は、完璧にはいかないけど、最悪よりはマシの対応はできていると思う。

なぜそんな想定ばかりするのか。たぶん、何か新しくトライして失敗して、という経験を何度もしてきたからだと思う。チャレンジするのが怖い。だから、失敗した未来を想像する。実際に想像して、本当に失敗してしまったときもある。

でもね、実際に悪い状況になってしまったら、想定よりずっとつらいし、しんどい。心のどこかで「わかってたよね」と諦めはつくけど、心のつらさやしんどさはたぶん変わらない。期待していた分失敗したらつらくなるのを避けるために、期待しないようにするしていても失敗はやっぱり悲しくて。

思っている以上に悲しくなったり、思っていなかった感情が湧き出てきたり、やっぱり自分にとって“悪い状況”に出会うと、想定外になっちゃうんだよね。

だけど、なるべく傷つかないようにって、未だに失敗を想像してる。うまくいかなくても仕方ないよね、じゃあ次どう頑張るか考えなきゃねって、そうやった前に進んでいかなきゃねって。

とっても小さなことでもね。失敗、のその先に自分を癒やす方法まで具体的に考えて、なんだか哀しくて、可笑しくなった。

たぶん、昔より悲しみにどっぷり浸からなくて、悲しくないフリもうまくなって、だけど心の刺さったような感じは一緒なんだなぁって、変わってないなぁって、まあ人間そうそう変わらないよね。

でもまあ、期待と不安の中で、何があっても乗り越えていかなきゃな。刺さった棘の抜き方はたぶん上手になるはずだからね。

2020年10月26日(月)

No.674

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