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こんな世界線もあるのか

しばしぼうっとしている、フリーライターのaoikaraです。

今日は14時からアイドルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』の最終回を観ていた。初回からゆるく追っていて、回を追うごとに思い入れが強くなり、“推し”を決めて応援するようになり、最終回には見ているだけの私まで緊張していた。

お休みの日用Twitterアカウントで実況し、手に汗握りながら見ていた。

デビュー評価のパフォーマンスもみんな素晴らしくて、ずっと興奮して見ていた。

緊張と興奮が終わった今、ぼうっとしている。1pickとして応援してきた尾崎匠海くんはデビューできた。とてもとてもうれしい。応援してきた人がデビューできるなんて、本当にこんなうれしいことはない。

ほかにもデビューしてくれたメンバーは素晴らしい人たちばかりだし、これからの新しいグループには期待でいっぱい。デビューには心から祝福したいし、本当に本当にうれしい!


でも、同時に複雑な気持ちもある。ここまでずーっと何ヶ月も見てきた人たちだから、誰がデビューできてもうれしいし、同時に誰がデビューできなくても悲しくて。

デビューしてくれたみんな素晴らしいなと思う一方で、デビューできなかったみんなも素晴らしくて、うれしさと切なさがごっちゃになっている。そんな複雑な心境。

実はこの番組はSEASON1も見ていて、当時応援していた練習生はファイナルステージで落ちてしまった。絶対にデビューできると思ってできなくて、そのときもぼうっとしてしまった。

そのすぐ後、電車に乗っているときにそのオーディションのファンの子が2人目の前にいて。というのも、スマホに練習生のステッカーを貼っていたから気付いたんだけど。それがデビューしたメンバーのステッカーで。私とこの子たちの間に、ものすごい隔たりを感じて、悲しくなったんだよね。

悲しかったけど、一番つらいのは本人だろうしね。今は別のグループでデビューしてもいるし、新しい人生で輝いてもいる。でも、ここで夢を叶えるんだ、デビューしたいんだって気持ちは一度挫折しているのは事実で。


だから、今回応援していた人がデビューするうれしさを知れて、ああこんな世界線があるんだなって今まで感じたことがない喜びがあったんだけど、同時に違う世界線も知っているから、そちらにも気持ちがいってしまって。

オーディションやサバイバル番組は誰かが受かって、誰かが落ちて、誰かが勝って、誰かが負けて、そういうものなんだけど。わかってはいるけど、やっぱりつらいね。

夢を追いかけている人って本当にキラキラして、輝いている。そんなみんな全員が幸せになってほしいなと心から思う。

2021年6月13日(日)

No.902


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