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リーダーシップを考える|人財躍進工場と呼ばれたリーダー

このnoteはこんなこと(↓)で悩んでいる人向けに書いてみました。

・いくら教えても成長しない
・部下のプライドが高くて指示を聞かない
・チーム全体のモチベーションが低い


国内大手グローバル企業に『人材躍進工場』と呼ばれるリーダーがいます。
(以降、リーダーをTさんと呼びますね。)

この会社には社員が数十万人いますが、本来の力を発揮できずに苦しんでいる社員がたくさんいるそうです。

Tさんは、そんな苦しんでる社員を受け入れて、本来の力を再び発揮してもらうことを得意としているので、そんな呼び名がついたそうです。

このnoteでは、人財躍進工場と呼ばれるTさんがどんな考え方で社員と接しているのかを紹介していきます。

私も含めて、リーダーシップやマネジメントに悩んでいる方の参考になれば嬉しく思いますm(._.)m

人財躍進工場のリーダーがやっていることを聞いてみた

1年ほど前にTさんに会ったときに、どうやって人財躍進をしているのか聞いてみたところ、5つのポイントを教えてくれました。

①チームの状態がいまより良くなるにはどうすれば良いか常に考える
②部下に愛を持って接する
③部下の愚痴は絶対に言わない
④部下のパフォーマンスが悪いのは自分の責任であると自覚する
⑤直感を大切にして、直ぐにやってみて、失敗したら後悔ではなく反省する

話を聞いていると「①チームの状態がいまより良くなるにはどうすれば良いか常に考える」と「②部下に愛を持って接する」を何度も言っていました。

一つずつ説明していきます!

①チームの状態がいまより良くなるにはどうすれば良いか常に考える

これは、「チームファーストであれ」ということです。

リーダーになった途端、上層部(経営陣など)の顔色ばかり気にする人いませんか?Tさんはこういう人を会社側の人間になった人と表現してました。

「いくら上層部の指示でも、いまのチームが悪い状態になるなら経営陣と戦うべき。0.5歩でも良いから、いまより良くなることを常に考えています。」と言っていました。

上層部と戦うのは勇気がいりますが、チームがよくなって結果を出せれば上層部の指示に逆らっても良いというスタンスなのです。

②部下に愛を持って接する

「目の前の部下を愛す。本気で愛す。自分の家族と同様に愛す」

少しの照れや曇りのない表情でTさんは言っていました。

「あなたは自信を持って部下を愛してると言えますか?」

私はTさんにこう質問されたとき、「はい、愛してます!」と答えることが出来ませんでした。

部下を信用してますが、家族と同様に愛してるかというと、その領域にはいけてないなと思いました。

その領域にいければ部下に対する全ての行動が変わるとアドバイスをもらいました。

③何も生み出さない、むしろマイナスになる部下の愚痴は絶対に言わない

打合せや飲みの席で、部下の愚痴をいうリーダーがいます。

この行為は、絶対にやめた方が良いということです。

理由は2つあります。

1、愚痴は巡りめぐって必ず自分に返ってくる
2、部下のパフォーマンスが悪いのはリーダーのパフォーマンスが悪いから

部下の愚痴を言うのは、周りに私はリーダー能力が低いと大声で言いふらしていることと同じで、恥ずかしいからやめた方が良いということです。

④部下のパフォーマンスが悪いのは、自分の責任であると自覚する

これは③で話をしましたが、部下の能力を最大限に引き出してコントロールしていくことがリーダーの役割です。

そして、部下が働きやすい環境を作ってあげることが大切です。

すべては自分の責任であることを自覚することから考えた方が良いということなのです。

⑤直感を大切にして、直ぐにやってみて、失敗したら後悔ではなく反省する

これはやってみたらチームのためになるかもと思ったら、すぐにやってみた方が良いというお話です。

「やった方が良いかな?止めた方が良いかな?と悩んでも何も進まないので、すぐにやってみる。失敗したら反省して、やり方を変えれば良い。」

答えは誰もわからないので、まずはやってみるという心構えが大切だということです。

仕事に対するモチベーションは十人十色

・なんでそんなにヤル気がないんだ
・どうしてこういう考え方ができないんだ
・こんなんじゃ出世できないぞ
・給料上げたいならもっと頑張れ
・俺の若い頃は・・・

20代の頃、上司からこんな事を言われて吐き気がしたことを覚えています。自分が部下を持ったら絶対にそんなことは言いたくないと思いました。

でも、自分が部下をもったときに同じことを言ってしまっていた自分がいました。部下も自分と同じ価値観を持っているとなぜか勘違いしたのです。

・誰もが出世して給料を上げたいと思っている
・誰もが仕事ができるようになりたいと思っている

人はそれぞれ、モチベーションは十人十色であることを忘れてはいけないと改めておもいました。

まとめ

ここまで人財躍進工場と言われたリーダーがやっているリーダーシップ論についてご紹介してきました。

おそらく、斬新で目新しい方法はなかったのではないでしょうか。

でも、この方法を継続して実践している方に私は会ったことがありません。

当たり前のことを基本を徹底してやっていくことが大事なのだと思います。

今回はここまでとさせていただきます。


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