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まいにち

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つまらぬものですが(つまらなくはない)
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2019年6月の記事一覧

カレンダーをめくるたび_20190630

6月のカレンダーを千切って、捨てた。 冷蔵庫に貼ってあるのは、同居人との共有カレンダー。我が家にカレンダーはこれしかない。 わたしの同居人は去年、わたしは実家を出てこの2Kアパートに越してきた。実家の猫を連れてくるために猫可アパートである必要があり、思いがけず広めの部屋になってしまった。一ヶ月ほど住んでみたがひとりでは持て余してしまい、SNSで「誰か住まないか」と募集した。 そこでやってきたのが、今の同居人。形式上、実は「中学校の後輩」に当たる。 共通の知り合いから連

たぶんおなじ曲を聴いている_20190629

グラスの、細いふちに立っている。 すこし青みのあるガラスでできた、きれいなグラスだ。そこにはなみなみと白の濃い牛乳が注がれていて、わたしはそれを横目に見ながら慎重に足を踏み出す。水面にわずかな波紋が生じる。牛乳の、水とはちがう質感に戸惑った。 このまま、じょうずに歩くことができるのならば。でもわたしは、ほんのひとつまみの不安や弱さで、ぐらぐらとバランスを崩す未熟な人間だ。憎くて憎くて、たまらない。 バランスを崩し落ちて仕舞えばきっと、濃ゆい液体のなかでは目も開けられない

できれば冬は来ないでほしい_20190625

気がつけば実家を出てから一年が経っていて、なんとなく1年間の写真を見返した。 冬って、最悪。最悪な写真ばかりが目立つ。学校行かず、生活をつづけていくためにバイトだけして、安い酒飲んで、昼過ぎや、ひどいときは夕方に起きる生活をしていた気がする。酒を飲んでも大丈夫だった。でも、なにをやっていたかあまりよく覚えていない。 21年間生きてきて、冬はやっぱりダメなのかもしれないという実感がある。春や夏はやっぱり楽しくて、なんでもできるような気がしてしまうのに。 実際、いまとても調

ぜんぶつながったぜんぶむだじゃなかったそれがわかっただけで今日はゆっくりねむれるのだからすくわれる、これからのことはこれならのわたしがつくるからあんしんしておやすみ今日のわたし

ぜんぶ自分のためでいい_20190622

最近は文章やことばなどにまっすぐ向き合えるようになり、望んでいた生活がいまここにある。しかし、おや?わたしは好きな文章が書けていないぞ。 この環境を手に入れる前の、じぶんの鬱々しさが原動力になっていたような文章を見返して、「ああ好きだなおもしろい」と思う。最近の文章は、ちょっと読み返したくない。 高校生のわたしが、ふとしたときに綴っていた文章がある。このアカウントのマガジンにもまとめてあってたまに読み返す。それらのどれもが、わたしは好きだ。愛おしい。くるしみのなかで、文章

新宿という街は_20190621

久しぶりに「新宿駅」で降りた。最近はもっぱら、会社と家の行き来か、新宿などすっとばしてしまうことが多い。けれど今日は、久しぶりに会う友人と酒を呑むためにここへ来た。 ところで、新宿御苑が好きだ。だから通勤のついでに「新宿御苑前駅」までの定期券を購入したのが四月。しかし、その間一度も御苑には足を運んでいない。春というやつはまったく、なんでもできるような気を起こさせるのがうまい。あのころ、週一で御苑に散歩しにいこうと目論んでいたわたしをぶん殴りたい。あまりにも無駄すぎる。このよ

牛川いぬおさんの書籍化がうれしい_20190620

Amazonで予約注文し、発売日を待ちに待っていた本がやっと届いた。牛川いぬおさんの「毎日、牛まみれ」。 さて、牛川いぬおさんをご存知だろうか。 もしまだフォローしてないなければ今すぐにフォローをポチってほしい。同時にAmazonで本もポチってほしい。牛かわいいから… 牛川いぬおさんは、酪農業に勤しみながら愛くるしい牛の絵やマンガエッセイを描いている方。詳しいプロフィールや酪農に至った経緯などは、ご本人のツイッターやこの本をぜひチェックしてほしい。 数ヶ月前、なにかの

どう考えても私の食欲がバグを起こしている_20190619

5月の終わり、とんでもなく暑かったのを覚えているだろうか。あのあたりからわたしの夏バテははじまっている。はじまっていた。ネタで「夏バテはじめました〜」、なんて言っていたけれど、まさか本当に夏バテするなんて、という気分。 主に、食欲がない。 いや、確かにおなかはすくんだけれど、食べようと思うと食べる気になれない。わりと致命傷。なぜならわたしは食べることが好きだからである。ふだん食欲もりもりのわたしが食べる気にならないなんて、やっぱりおかしい。夏の脅威を感じざるをえない。

ちゃんと大事におもってくれる人ならわたしもちゃんと好きになれるんだと気づいて長年抱えてきた不安や恋愛の苦手意識も好きなひととなら少しずつ克服できるような気がする。仕事や生活を無下にせずともすべてを貪欲に愛してしあわせになりたいのです。 aoiasa -20190615

まにあわせの 大きなビニール傘越しにみた 新宿の初雪をおぼえていますか からっぽで どうしようもないハタチの私を 否定せずにゆっくりうなづく あなたを救いだと思ったのは 酒のせいでなく 別れぎわにくれたあの傘を じつはいまでも使っています aoiasa - 20190617

輪をつくりたい_20190618

最近しょっちゅう考えてることは、じつはコミュニティ作りだったりする。 漠然と、コミュニティを作って運営したいなと思っていた。仕事や生活が落ち着いてきたし、そろそろ動いてもいいかもな〜という時期がやってきたので、一旦ここに書いてみる。 まず、なんのコミュニティか、という案に関してはいまのところ2つある。「本と映画を紹介し合うコミュニティ」または「短歌や自由律俳句をゆるくたのしむコミュニティ」。 前者は、わたしの好きなものふたつをかけ合わせただけで、実現したらもちろん楽しい

動物園と呆気ないわたしのこと_20190616

訳あって、本日はひとりで動物園をさんぽした。それは幼少期のわたしが通っていた保育園の近くにあって、ことあるごとに足を運んでいたおもいでの動物園。十数年ぶりに、なんとなく来てしまった。こんなお天気な日曜なのに人はまばら。その場にいる動物の数の方がきっと多いだろう。園内にはカップルなどおらず親子連ればかりが目立ち、もちろん、ひとりでルンルン徘徊するような21歳はわたし以外にはいなかった。 田舎の緑のなかにたたずむこの動物だらけの世界を、あのころはもっと大きなものだと思っていた。

12連勤の反省まとめ_20190614

本日やっと12連勤おわった。わりと、意外と、ゆるりとおわったぞ。 5月の後半は10日間なにもかもをおやすみして京都で過ごしていたのだけど、その反動で、6月前半は思いがけず12連勤。学生時代は学校行ってさらにバイトしてなどという鬼のような日々でも意外とへっちゃらだったのに、休むを覚えたいまのわたしにはちとしんどかった。以下、12連勤の反省。 ・こんな働く必要なかったのに馬鹿みたいにシフトを入れた。 ➡︎シフトを入れてしまうクセ、やめましょう ・昼職フルからの夜の飲食バイト

Q.価値観が合わない A.同じフィールドに所属してる人間でも誰もがひとりの人間なので価値観合うほうが難しい。隅から隅まで価値観合う人に出会ったことないし、これからも出会わないと思う。わたしも誰かに価値観合わないなって必ず思われているし、自分と他人との差異を少しずつ認められたらいい