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6月の読書メモ

7月31日の23時台になった。
いま更新しないと、毎月の更新記録が途絶える。
更新をやめたい気持ち、更新を続けたい気持ち。
後者が優って、PCを開いた。

読書メモ

20代にしておきたい17のこと|本田 健

面会のときに葵が読み終わった
捨てる小説あったら
持ってきて欲しいなぁ
入院中暇すぎるから笑

父から本のリクエストを受けた。
手放すと決めた本は随時販売するので、手元にほぼない。
貸せる本ならあるけど、返却の発生しない気楽さを彼は求めているんだろうなあと思って、病院の側で買っていくことにした。

・夜は短し歩けよ乙女|森見 登美彦
京都が舞台の小説。京都は夫が大学時代を過ごした町。結婚式前だし、なんかいいかなと思って。ちなみに私は読み終えてない。

・ぼくは勉強ができない|山田 詠美
10代の頃にお父さんから教えてもらった本。
主人公の男子高校生がコンドームを落として、それを先生に見つかって叱られてる(なんで叱られてたんだっけ)描写の本って、これだっただろうか。
ちょっと読んでみればよかった。

・億男|川村 元気
これは家にあった。メルカリに出したけど売れなかったのは文庫化した後だったからかな。「お金が好き」とはどういう状態か考えるきっかけになった本。お金のサイズなんて知らなかった。私は、私が思っているほどお金を好きではないのかもしれないと思った。

・20代のうちにしておきたいこと
表題の本は、その時目に留まって自分用に買った。20代に入ってからこの本を読んだのは3回目かな。何年かおきに見かけて読んで、売って、また読んでを繰り返してる。
しばらく放置して、招待状を出す前、たまたまそこにあって再読した。

招待状と本の関係は、込み入った話になるので割愛したい。
気になる方はご連絡ください。

きみの友だち|重松 清

久しぶりに手に取った。以前の読書メモにも書いたけど、全ては読み返してなったんだよね。全て読んだのは、初めて読んだ中学1年生の時以来。

結婚式のプロデューサーさんが、ライフストーリーというプロフィールムービーのような位置付けの(プロフィールというには濃く深い内容の)動画を作ってくれたんだけど、そこにこの本が登場したのがきっかけで改めて読もうと思った。

乗り換えで利用した朝霞駅の本屋さんで、帯に「読書の入り口」と書いてあるこの本を見つけた。なんか気に入って、メルカリで既に注文していたけどその書店でも買った。
その日に夫と合流して、何かの流れでこの本を渡したら集中してあっという間に読んでくれた。夫は最近滅多に小説を読まない。この本を読むことに、貴重な時間を使ってくれたことが嬉しかった。

結果的にメルカリで買ったものも届いて、うちにはこの本が2冊になったけど、あの時買って良かった。駅でこの本と出会って買おうと思ったのは、ちょうど良いタイミングだったんだなと思う。

なんで読み返したんだっけ、と思ってた。思い出した。
ライフストーリーにはこの本について超簡潔に説明する一行があるんだけど、記憶が曖昧で、しっくりくる表現が見つからなくて、1冊丸ごと読むに至ったんだ。

自分の中では、えみちゃんの視点と、クラスでいじめをする人の視点が描かれていた記憶だった。
読んでみたら、各章で主人公になる人たちはみんな、短い期間でもえみちゃんと友だちになった人たちだった。

たった一行でも私にとって大切な作品の説明なので、曖昧なままにしなくてよかった。

Presents|松尾 たいこ (イラスト), 角田 光代

この本をくれた人に手紙を書くにあたって読み返した。
結婚関連のエピソードが記憶以上に多くて、いま読んでよかったと思った。

うに煎餅は、私が脳内でずっと探してた作品だった。
「あの描写、どの小説のシーンだっけ」っていうことが私はたまにあって、その一つがうに煎餅だった。けしからんピアスのプレゼント。

以前読んだ時はそれほど気に留めなかった最後の章も印象に残ってる。
結婚式にあたって、幼少期や学生時代の思い出の品を用意する工程があったのだけど、私は物を捨てすぎていてほとんど何も残ってなかった。

お下がりでもらった油絵セット、絵の具が山盛りで固まったパレット、お母さんがくれたくまのぬいぐるみ、両親が並んで買ってくれたたまごっち、小学生の頃に使ってたコンデジ。

それらを処分したことについていまも胸が痛んでいるんだけど、最後の章ではそんな私も肯定してもらえた気がした。

余談。
昨晩は夫の実家へ行き、夫の子ども時代のおもちゃで遊んだ。
沢山のベイブレード、ソフビのウルトラマンにバルタン星人。
ご両親が子ども時代の夫にプレゼントしたおもちゃ。
私にとっては、好きな人の子ども時代に触れられるプレゼントだった。

完全版 鏡の法則|野口 嘉則

いつか親に改まった手紙を書くとき、この本に頼るんだろうなあと、最初にこの本を手に取った時に思った。多分高校生くらいのころ。
結婚も結婚式もしたくないけど、万が一そうゆう時がきたら、この本の出番だと。

その時がきた。

既に長い年月をかけて酷い言葉をアウトプットしてきたためか、この本を実行してそれほど新しい発見はなかった。

でももし自分と似た背景があって、何か想いを伝えたい人がいたら、この本を紹介したいと思う。

あとがき

未完成な読書メモを0時前に更新して、8月に入ってからここを書いてる。
7月に読んだ本は1冊だけ。その1冊さえ何を読んだか思い出せない。1冊は確か読み終えたはず。もう次の読書メモに追われてる。

SNSでプレ花アカウント(*)を作った。
結婚式までの過程を楽しむ、お姫様に憧れる女性に憧れて。
無関心だったドレス選びについて気づきがあったり、プレ花ならではの悩みや折衝の相談をできる友人ができたり、直接会う(会いたい)友人もできた。

2ヶ月くらい前向きな気持ちでログインし続けた。
今週に入って急に、そのアカウントを楽しむ気持ちが小さくなった。

プレ花たちの「ドレス可愛い〜!!!悩む〜!!」という投稿と、自分には大きな温度差があること。「結婚式のためのダイエットなんてしなくていいのに、みんな綺麗なのに」って頭では思いながら、結局、身体が細い人のドレス姿を美しいと感じる自分。お姫様に憧れるのではなく「お姫様に憧れる女性」に憧れていた自分。

憧れに近づくための行動は肯定したい。しかしマインドというのは近づく以前に、根底にある価値観が違うである故、難しいのかもしれないと思った。

そんなこんなでもがきながら、もうすぐ結婚式。
きっと、私の人生で意味のあるイベントになるのだと思う。

*プレ花とは、結婚式を控えた女性のこと。結婚式後の女性のことは卒花という。

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