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ENTP(女)とINFJ(男)の恋愛について


ENTP×INFJ

海外サイトなどを見ていると、奇跡の組み合わせとか、悪魔と天使の組み合わせなどと言われているENTP × INFJカップル
出会うこと自体がかなり稀有で、しかし出会ったら強烈に惹かれ合う可能性が高いのだとか。
そしてほとんど正反対の特性を持つにも関わらず、恋愛面での相性は抜群にいい…らしい。

ネットを見ている限りだと、このカップルの8割以上はおそらくENTP(男) × INFJ(女)という組み合わせなのかなと思うのだが、
何かの参考になればと思い、逆パターンである私たちENTP(女) × INFJ(男)での恋愛を書き記しておくことにする。(超絶今更だけど)

改めて、MBTI診断でいうところのENTP-Aな私。MBTIとは、性格診断の一種で、無料でできるものだと16タイプ性格診断というものがある。

16Personalities
意識(外交型E /内向型I)・エネルギー(直観型N /現実型S)・気質(論理型T /道理型F)・戦術(計画型J /探索型P)+アイデンティティ(自己主張型A /慎重型T)の5項目で性格を分類する性格診断テスト。

過去に何度このテストをしても、いつどんなメンタルの状態でやっても同じ結果が出るので、まぁ、私は生来のENTPなのだろうと自覚している。
彼もまた、気質的にINFJだろうと予想はしていたものの、やはり診断をしてもらうとそのような結果に落ち着いた。

出会いと付き合い始め

出会いについては、よくあるように共通の趣味からだった。
INFJの何でも包み込んでくれるような優しさ、居心地の良さに ENTPの私が次第にハマっていった、という感じかな。
でも後から彼(INFJ)に聞くと、彼は彼で私(ENTP)の知性、思考や行動力、人当たりの良さに急速に惹かれて、これはどうにかして付き合いたいと思った、のだとか。
なので最初の彼からのアプローチは、今思うと本当に彼なの?というくらいにかなり積極的だったように記憶している。
私にとってはじめの彼の印象は、数多くいる友人の一人だったのだが、やたらとメッセージが多いな、親しみのある人だな、というのはあった。

INFJは基本的に人間関係に波風を立てたくないので、穏やかに人当たり良く無難に過ごすイメージが強い。彼もまた同じで、私以外の誰に対しても朗らかな、優しくて話しやすい雰囲気を醸し出していた。
ただし簡単に深入りは、させてくれなそうな…
近付くほどに壁や影を感じさせる人だな、とは思っていた。
何となくそんな彼の性質に気付いていながらも、個別メッセージで彼の悩み相談に真摯に乗っていたりしたら、いつの間にか日常の中に彼がいて、ナチュラルに美しい言葉や感性、やがて想いや愛を伝えてくれる中で、私も彼の方を向くようになって、やがて今のような仲になっていた…という感じ。

ENTPである私の恋愛傾向

そもそもENTP女の恋愛傾向(あくまで私の場合)はというと、同じENTPでも男性のそれとは少し異なると思う。
ENTP自身は白黒はっきり付けたがるタイプなので、意外に見えるかもしれないが、一途な人が好き、だったりする。
また自分大好き人間なので、そんな自分のことをきちんと理解した上で好いてくれる人が好き。逆に上辺のみ見て好きだと言ってくる相手は、歯牙にも掛けない。
相手のそういった気持ちや本質を見る力や、矛盾を見つけることにも長けているのでいわゆる、女の勘的なものは外した試しがない。
相手の自分への好意は、正直、言葉にされずとも手に取るようにわかったりする。

このように相手の感情などは素早く正確に見抜けるくせに、肝心の自分自身の気持ちには鈍感、なのがENTPでもある。
そもそも明確な答えを持っていないので、言語化すらできなかったりする。
このあやふやな感情を見抜いて、優しく掬い上げて、共感してくれるような相手を、無意識下に求めている部分は確実にあると思う。
さらに言えば、単に「そうだよね」「わかるよ」などといった上辺だけの共感よりも、その共感に至るまでの思考や理由をコミュニケーションの中で伝えて欲しい、とさえ思っている。

また、知識欲が凄まじいので討論ベースとまでいかなくとも、熱く何かのテーマについて語り合える相手とは相性が良さそう。
単なる共感よりは、たとえ意見が対立してでも、その人自身の考えを知りたい、聞きたい、語り合いたい。といった感じ。

また苦手な人種があまり存在しない=人によっては引いてしまうような他人の癖や言動も、個性と認識して面白がる性質なので、
一般的に変わっていると言われる人や、何なら自分のことが苦手な人さえも好きだったりする。
むしろ、そういう相手こそ振り向かせることに楽しみを見出して、嬉々として追いかけたり、関わろうとしたり、駆け引きを仕掛けてしまうかもしれない…。

INFJに影響されるENTP

その点INFJは、狭い人間関係を好むのと、争いごとは嫌いなので、基本的には穏やかに過ごしているイメージ。
友達も少ない方かもしれない。
対立よりは共感を求めるし、喧嘩をするくらいなら自らその場を立ち去るようなタイプ。
私の彼に関しては、LINEもほぼ家族しか居ないし、元カノの連絡先や写真は当たり前にALLブロック削除。痕跡すら残さない。

INFJの魅力はたくさんあると思うが、恋愛において特にその真価が発揮される気がしている。
付き合う相手はナンパなどの出会いはもってのほかで、好きになるのにはしっかりと相手を見極めて時間をかける。その代わり、付き合うようになったら、結婚を考えるほど深く、一途に愛し抜く。
浮気や不倫はもってのほかで、遊びの恋愛なんて絶対にできないし、逆に相手から遊ばれていると感じた瞬間に、即離れるはず。
私の彼もまた同じで、愛情表現はそれはもう、すさまじく、過去に付き合ったどんな人よりも一途で重たくて、深いものだった。

とにかく普通じゃない。そう思わされることの連続。
かなり狂気的で、変質的。(これは彼に限るかも)
私にとっては、好意以上に興味から始まっていたのは、間違いない。
きっとこれが中途半端なそれだったら、眼中に無かった。
行き過ぎじゃない?というくらい極端な(それこそここには書けないレベルの)独占欲や一途さ、腹黒さ、嫉妬深さをも見せてくれたからこそ、余計にズブズブと彼にハマっていったのだと思う。

これぞまさにENTPの気質そのもので
自分に無いものを持つ人間に、強烈に興味関心を抱くんだよね。
なんなら狂人の類が、大好きだったりする。強く惹かれる。

そして日々INFJの彼と接していく中で、
メンタル鬼強な私の数少ない弱い部分を引き出されたり、(引き出そうとしてくるというよりは、彼INFJの前だと私がそういった部分を出さざるを得ないような状況になるのである。どういうわけか)
私自身も実のところかなり、彼に感化されてきたように思う。
INFJ彼といる時の私は実にF寄りというか、無意識に寄り添っている感覚があるのだ。

とにかく、彼の異常とも言えるほどの愛情深さに触れるにつけて、
今まで私が繰り返してきた恋愛って、いったいなんだったんだろう…?
そもそも恋愛だったのか…?
結婚までしたけど、あれ、果たしてこれって何だったんだろう…??
とまで思わされてしまう。
他人はおろか、歴代の恋人たちとですら心の深い部分を曝け出して本音で話した事など、ただの一度もなかったような気すらしてしまい、過去の恋愛すべてがなんて軽薄な付き合いだったんだろう…?と自問自答してしまうほどに、
心身抉られるほどの深い付き合いを、日々繰り返している。
私だって年齢相応、それなりの経験はしてきているはずなのに、
彼の重た過ぎる愛の前だとどうしても、全てが軽く見えてしまう。

疲れるか、疲れないかといったら……
今までの私なら早々に疲弊してフェードアウトしていたことだろう。
むしろこの系統の人間には、絶対に近づこうとすらしなかった。
今はしかし、その関係性を楽しんでいる……
といったら語弊があるかもしれないが、とことん、影響されまくって、行けるところまで一緒に歩んでみたい、という心持ちでいる。
毎日毎日自分自身と相手について深く考えては、話し合い、アップダウンを共に繰り返していると、ものすごく人生そのものに深みが出てくるような気がしてくるのだ。
その上、彼との愛情は深まっていくばかり。
恋愛がコミュニケーションの最上位だというのは、至極納得できる。
こんなにも自分と相手の内側のグロテスクな部分まで含めて見せ合って、納得させ合う。その上で愛を与え、求め合う。すごいね、恋愛って。

とにかくENTPは(というより私は)、大好きな本命の相手を前にすると、普段の調子は全く出ない
ということが、今の彼と付き合ってよくわかった。
しっかりと手のひらの上で転がされるし、その状況を楽しんでさえいるのだ。
(※惚れた相手に弱いENTPについては別記事に執筆中。)

ENTPがINFJに与える影響

逆に私が彼に影響を与えている部分も少なからずある。
ENTPの異常なまでのポジティブさと、とりあえず何でもやってみる精神には、少々呆れながらも、羨ましいと思うこともある、らしい。
また、何か問題が起こった時に無性に張り切ってしまう私と異なり、彼は、見事に沈む。場面によっては、直面しすぎて病んでしまう。
INFJらしく、ドアスラムをしたがることも多々ある。
そんな時に私が、悩むことを先送りにする提案をすることがある。
それ、考えるの、今じゃなくてよくない?
といった具合だ。
事実、切羽詰まった目先の問題でも無い限りは、今すぐ悩んで全ての歩みを止めてしまうことは勿体無いと思ってしまうので、彼にもそう話す。
彼は素直にそれもそうだね、と受け取ってくれる。
あるいは私は、別の角度からの問題解決へのアプローチを提案することも多い。
彼が普段思い付かないような、突飛なアイディアや方法はENTPらしくバンバン出てくる。(実際問題、実行できるか否かは別として)

兎にも角にも、
思い詰めるとすぐに一人になりたがる彼なので、その気持ちは尊重するものの、やはりネガティブに一人篭って良い答えなど導き出せるはずも無いので、私は基本、ドアスラム自体を「させない」方向に持っていく。
しようとしてもドアをこじ開けて入って連れ出すか、どうしても留まりたい場合は私も同じ部屋にこもる。すなわち、隣で寄り添う。一人にはさせない。
彼は私のその行動をはじめこそ鬱陶しそうにするのだが、最終的にはいつも、救われていると口にする。
全く噛み合わないようでいて、実は互いに互いを必要としている相互依存のような関係性。これはこれでしっかりと成り立っているように思う。

今後の関係性について

ENTP由来の私のこの性質が、いつか私たちの関係を邪魔する日が来るかもしれない。というのが少しだけ、怖い。
でも、一人の人間と生涯、互いに愛し抜くなんて、その覚悟をするなんて、
それってすごいことじゃない?
人生賭けて挑戦してみる価値はあるよね?と思っている私もいるのだ。

彼自身のことが大好きで仕方ないというのは大前提としてあるのだが、それでも、もし万が一にも、私の従来のENTP色が強く出てINFJの彼を傷つけてしまい、お別れするようなことがあったりしたら……
その時には、最低な自分をとことん詰りながら、この一連の経験すら人生の肥やしだったと笑っていそうな気もする。
どこまでいってもそんなENTPである、私は。

そう…..私たちに別れが来るとしたら
それはもう100%私が原因でしかあり得ないと…断言できるのもこの組み合わせ特有なのかなと。(私たちの場合だけかもしれないが)
INFJの彼はもう多分、私とは結婚するつもりで、浮気や目移りなどとは無縁で、生涯一筋で、本気で愛し抜こうとして向き合ってくれているのがわかるので…。

ただもちろん現状、彼とお別れするつもりは毛頭無く、むしろそんなことを一瞬ですら想像すると胸が張り裂けそうになるので、この愛を貫けるかどうかは、正直なところ上述通り自分の性質との勝負だと思っている。
私自身が誠実に彼と向き合い続けさえすれば、きっと彼は大きな優しい愛で一生涯包んでくれるはず。
私にその覚悟が無い場合、あるいは彼に対する愛情が薄れたり、一瞬だとしても余所見をするようなことがあれば….いや、その兆候が見えた瞬間に、恐らく彼は私から急速に離れて、元カノの時同様に写真もLINEも全て綺麗に跡形も無く削除して、この先一生関わることなく生きるのだろうと思う。
私がどんなに謝り、取り繕って、許しを乞い願っても、
きっとそれが彼の耳に届くことはない。
それだけは、わかる。

おわりに

そもそも相手の束縛を受け入れてる時点で私って本当にENTPなの?という疑問が出てくるかもしれないが、実は私は、彼の束縛を素直に受け入れているわけではないのだ、厳密には。
相手が私を縛るという行為を、する過程を、興味深く観察して(体験させて頂いて)いる、というのが正しい。(と言ったら彼にはふざけるなと怒られてしまいそうだが)
なぜ、そうまでして縛りたがるのか?
私の過去のお相手や芸能人にまで激しい嫉妬をするのはどうしてなのか??
私のことを信じる信じないとか、彼自身の弱さではない。
考えて考えてひたすらに考えついた先に、もはや言葉では説明の付かない、どうしようもなく強くて深い彼の愛情の存在を確認して、私はもうただ、ただ、嬉しくなってしまうのだ。
それこそ、目先の束縛なんて、どうでも良くなってしまう。

大好きな人から愛されている実感
これを感じた時に、ENTPはENTPらしさの大半を失うかもしれないけれど、引き換えに、とてつもなく人間らしく素直な自分になれる気がする。

※2023年末時点でのnoteに一部加筆修正(2024/5)

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