見出し画像

テレビドラマのような酷いことは結構よくありますが、ドラマチックなハッピーエンドは、、、

オリンパスにおける内部通報者いじめ事件をご存知ですか?(詳細はリンクの書籍を参照ください)オリンパスにおいて内部通報をした濱田正晴氏に対して組織ぐるみのでのいじめ、人権侵害をした事件です。このような会社組織での異常なことはオリンパスに限らず多くの会社で実際に起きています。この事件のように裁判になったもの、そしてメディアに取り上げられたものは氷山の一角であって、会社組織の中では無数に酷いことが起きています。そして、その多くは隠蔽され、闇に葬られています。それは自殺者が出るような事件です起きているようです。

自殺者が出ると事件として騒がれます。その場合、首謀者とされる人間を処断して終わりにさせられることが多いようです。実際には特定の人の問題ではない場合や、形式的に処断されているというようなこともあるのではないかという話も聞きます。あくまでこの手の話は真実は表沙汰にはなりにくいため、真実は神のみぞ知るところになるのです。
あくまで噂話として聞いた話ではありますが1つの事例を紹介しましょう。噂話であって真実のほどはわかりません。それだけはご了承ください。ただ、火のないところには煙は立たないでしょうし、話の中に出てくる内容に事実は含まれています。例えば亡くなられた方がいることや、処断された方がいることは事実です。それについての背景部分は噂の域を出ないので真偽のほどは不明です。しかし、ありそうだなぁ〜と思える内容だけに噂として広まったのだと思います。
それでは私が聞いた噂話の内容を紹介しましょう。

某社でパワハラを理由にした自殺事件が起きました。
しかし、これはニュースどころか地方紙にすら出ていません。
その時の上司が処断されて終わったそうです。
某社の社内ではお金で解決したという噂があります。
自死を選んだ方は寮住まいであり、親族としては自死に至るまでの状況を正確に把握することは困難ですから、会社から言われたことを事実として受け入れるしかありません。不審に思い法律の専門家に依頼して調査をしてもらうという手段もありますが、経済的負担も膨大になるでしょうし、すぐには決着はつきませんから長い年月をかけた裁判によって精神的な負担も甚大になります。そして裁判で真実を明らかにすることで無念を晴らせるかもしれませんが、それによって得られる慰謝料は想像よりもはるかに少額であるようです。裁判で争って負けでもすれば裁判費用はかかる上に、何も(真相も慰謝料も場合によっては謝罪すらも)得られません。会社側から慰謝料の相場より数倍の金額を提示されると、それで決着させてしまう気持ちはわかります。その条件としては、たぶん事件について口外しないことが誓約させられるのだと思います。
ですから某社での自殺事件もニュースどころか地方紙にすら取り上げられることなく密かに処理されたのです。噂だけは広まりますが、社内でそのような事件があったことや、特定の人が処断されたことすら表にはなっていません。その人たちの職場の人だけが「たぶん粛清されたんでしょうね」とわかるだけです。もちろんその職場では緘口令が出されているので表立っては誰も言いません。噂として広まるだけです。この噂はさらに辛辣なことを語っています。噂話だけに真実かどうかはわかりませんが、処断された人は実は無実で、スケープゴートにさせられたという噂です。遺族との示談としても形式的に社内において誰かしらを処断をしないと家族としては納得がいかないからスケープゴートとして処断されたというのです。真実は誰もわかりません。神様しか知らないことです。

昨今、学校でのいじめが問題になっていますが、学校を卒業した先にある会社という集団においてもいじめは存在します。会社という集団でのいじめは、権力を持っている側からのいじめ、同僚間でのいじめ、パワハラを盾にした下からいじめや嫌がらせ、会社という集団におけるいじめや嫌がらせも、学校でのいじめや嫌がらせと同じくらい凄惨で陰湿なものになっています。部下の手柄を奪い、責任を押し付けるようなことはいくらでもあるのです。
そして、THE BLUE HEARTSのTRAIN-TRAINの歌詞にあるように「弱いものたちが夕暮れ、さらに弱いものを叩く」が如く、搾取の連鎖、責任の押し付けの連鎖が起こり、常に最も弱いものたちが犠牲になっているのです。
そしてテレビドラマで起こるような酷いことは現実の会社においても余裕で起きています。
「半沢直樹」「花咲舞が黙ってない」「集団左遷」
会社組織の中ではドラマで起きる理不尽なことは大抵実際にも起きています。
ドラマと違うことは、快活に倍返しなど起きないことです。ドラマでいうところの主人公はひどい目に遭って潰されて終わります。
最初に紹介したオリンパス事件の濱田正晴氏は裁判で勝利を勝ち得ましたが、現在オリンパスにはいません。その会社の中で正しく復活するというのは難しいのでしょう。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?