8/7 編集された生活/人生
あるとき、われわれの日常の生活も、形のない雑誌のようなものではないかと考えた。ぼんやり、なんとなくすごす一日は、編集のない同人雑誌のようなものではないか。そういう生活がおもしろかったり、世のためになったりするはずがない。われわれは、すべからく、生活を編集すべきである。そう考えたのである。
外山滋比古『知的生活習慣』
なるほど知的生活とはこういうものか。無論、生活というものは、おもしろくなくても構わないし、世のためにならなくても構わないものではある。
ところで、「知的生活」とは「Intellectual Life」の訳語であるから、知的生活とは、知的人生のことであるわけだ。
昨日、外山滋比古が亡くなったらしい。ちょうどこの本を読んでいたので少し驚く。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?