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MOON WALKER 01@下北沢 『「人間は何色にも、成る」の巻』

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MOON WALKERとは:いまを残したいというアオイの想いから始まりました。編集者・インタビュアーのhuruさん&フォトグラファーを始め多方面で活躍中のなかむらしんたろうさんと共に3人で毎月アオイの所縁ある場所へ行き、対談・撮影(散歩)を重ねていきます。

人間は 何色にも成る 知らない色は 塗りつぶされそうになる 見本やルール その意味の先で あなたの描く 世界を観ていたい
目と目があって 心が触れたら性別や生まれ 肩書きとか 目に見えるものに 惑わされないで 僕らは本物に 気づいてるだろう
(1st mini Album 「yoake」“人間”より)

第一回:下北沢で「人間」について語り、泣く

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———何をテーマに話してもらうかアオイさんに伝えてないんですが、1月にリリースされるミニアルバム『yoake』を聴いてこれにしようと思ったテーマがあって。

アオイ:はい。

———アルバムに“人間”という曲があるんですけど、第一回のテーマはアオイミヅキが「人間」とどう関わって生きてきたかという。

アオイ:あああ、なるほど。

———子供の頃は、どう人と関わってきた記憶がありますか?

アオイ:まさに今日、家を出て、小っちゃい子とすれ違った時に「こんにちは!」って言われてハッとなったんですけど、自分も小さい時は挨拶とかすごくする子だったんです。大人になるとあんまりしないじゃないですか? 相手がしたらするけどマンションとかですれ違った人に自分から絶対しようみたいなことって今はなくて。でも今日、その女の子とすれ違って『あ、してたなあ』って。知らないおじいさんとかにも普通にしてたんです。

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———一人っ子ですよね。それでも社交的なんだ?

アオイ:挨拶は大切って思っていたんですよね。「行ってきます」とか「おやすみなさい」とかも絶対言わなきゃいけないって思ってた。でも、いろんな人と出会って関わっていく中で、絶対言わなきゃっていうのは自分の気持ちの押し付けでしかないからと思って、時と場合を見つつに変わっていきました(今では変に気を遣ってしまい自分から言えないこともある)。物心ついてから、特に小〜中学生のときの身内の環境だとかの反面教師で、自分はあんまり人を怒らせないようにしようとかっていうのも積み重なっていったのかな。自分が人から言われたことで、あんまり快く思わない言葉だったりしたら、自分は言われてもかまわないんだけど、自分は言わないようにしたり。

———もともと外に対して開いてたんだけど、だんだん相手の立場に立つことの積み重ねで性格も変わっていったと。

アオイ:そういう変化はあります。小さい時と性格は変わっていないと思うんだけどエネルギーが逆方向に出てる気がします。小学校の時とかは「ミヅキちゃんは優しいよね」とか言われるようになって。一方で自分の好きなものとかについてはいつも不安があって。例えば筆箱が2個あって「どっちが可愛い?」って言われるといつも大人数が選ばないほうを可愛いって言ってる自分に気がついたんです。だから聞いてくれた人に申し訳なかったり、自信の無さに繋がったりして。「聞かないでくれーっ」て思ってました。要は受け入れることだけは出来たけど、自分の意見を出すことはあまりなかったという感じですね。

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———自分は自分だからという風に単純にはいかなかった?

アオイ:それはどうしても思えなかったです。外見のコンプレックスもありました。ファッションとか、自分の個性で楽しんでたんだけど、いつも家出る前とかに「変じゃない?」ってお母さんに聞いたり。何か言われた所で「これで行く」ってなるんですけど(笑)。でも、中学生の時には下校中すれ違いざまによくない事を言われたこととかもあったんでトラウマとかもあります。中学の時は、パンクだった時期があったり、それを経て全身パステルカラーのフェアリー系とか、全身真っ白の時とかあって。カラコンして、マツエクをしてたり、その日のテンションが服装とかで決まってました。でも人はみんな同じだっていう考えもあって、その辺が矛盾してて、公式が解けていない状態が長かったんだな。あるタイミングで公式が解けて孤独な人生でなくなるっていうのが見えた瞬間があって。そこでやっと人間になったみたいな感じだったのかな。一時期は、「月の国」っていう設定を作って、地球じゃない宇宙人でいたいみたいな気持ちをもあって。人扱いされているのがあんまり好きじゃなかった。もう単純に地球人で、人間でいたくなかったの。長生きしたいとかも思ってなかったし。でも、どんな大人になったとしても基本的に日々、感じてる感情の成分みたいなものって今と変わらないのかなって思って。そういうのを残したいというか、このタイミングで欲しいなって思って……あれ、なんでだろう(涙が出る)。

———どうしたの?

アオイ:わかんない、このタイミング、謎。なんかね、こうなりたいなっていうのがあって(涙が止まらない)。でもそれは気づかなかっただけですぐ隣にあったというか。なんでだろう、不思議だな、体が(笑)。

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———その人間になった瞬間がCDを作るという行動に繋がった?

アオイ: 今年の3月に福島裕二さんというフォトグラファーさんに写真を撮ってもらったことで自分が見えたり、自分と誰かが本当に向き合うってことが見えた経験をしたことが大きかったです。そういう人間になったタイミングも経て、今がすごく好きだからそれを守るために、みんなも生きて成長していくから、置いてかれないように自分も成長しなくちゃいけなくて。そのために自分が何をやりたいのかを考えて。その「何」の所が腑に落ちたから行動に移れたんです。これから他にも人といろいろなことをやっていこうと思っていて、そこで自分というものがないと人と向き合えないから、自分の軸を今、アオイミヅキとして音楽にしたいなと。歌がすごく上手いとかじゃないけど、自分が大切にしていることとか、思ってることをうまく言葉にできない分、音楽にしてバンドで形に残したいなと思ったんです。今回の作品は、ほんと0みたいな作品になったんで、ここから音楽性とかは変わってもいいと思ってるんです。今はもっといろんな人に出会いたいっていう気持ちがあって、それを次に繋ぎたい。この前「最近、一番感謝してる人は誰ですか?」って聞かれて、そうやって言われると、出会いの1つ1つが繋がっているから、この人っていうのはないんじゃないかなって思って。今までのことも何か一つ欠けてたら違がってたかもしれないし、それを残しておきたい。そして次に繋いでいきたい。ひとつひとつの出来事だけで終わらせたくないっていうか。あと自分と同じような人がいるんじゃないかって思ってて。そういう人に届くような曲に、なったらいいなって思ってます。今回は、一緒に作ってくれたみんなのおかげで「ありのまま」っていう裏テーマだったのに想像してたよりもすごく形になったけど、本当に自分って何もないよなって思ってる人に、こんなこともできるっていう特別な何かを見せられたらなって。だから必要ない人にとってはたぶん必要ない音楽になると思う。ある人にとってのモデルになれたらいいなと思っていて。

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———最後に、さっきは何で泣いたの?

アオイ:えー! なんで泣いたんだろ? ずっと自分なんか何もないと思ってたんだけど、自分に求めていたものがあったんだなあっていうことですかね。今までは「何になりたい」っていう目標の話とかって「いやぁ~」って何か言わなきゃって焦っちゃって全然盛り上がれなかったんです。でも、その答えを自分の中で出せたことが大きいのかな。

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◎下北沢でオススメのカレー
>SAMAの納豆キーマカリー(エビスープ)
納豆を入れたスープカレーはみんな同じ味になる…と思っていたが、そんなことはなかった!!

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高校生からお世話になってる美容師・小野さん
今は独立されて「Lin'ne」の店長。
毎月カットカラーをしてもらっています。
アポなしで直撃!したのにも関わらず笑顔で写真を撮ってくれました。言葉にしなくても感じ取ってくれるようなお父さんみたいな存在です。高校生の頃から通っていて、下北沢が思い出の地なのは小野さんと出会えたからでもあります。 
これからもよろしくお願いします!

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2018/12/10 MOON WALKER
第一回 下北沢
Edit&interview: huru
Photograph: なかむらしんたろう
tape transcription: なかたけちなつ
※CDリリース日の関係により
次回は2月を予定しています

》1st mini Album「yoake」
 CD 通常盤・完全版はこちら

》配信版・歌詞は、下記リンク先より

http://aoi-bellemoon.com



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