感動を仕事にする生き方
最近、涙腺がゆるみっぱなしです。
植松努さんのTEDとか、グレイテスト・ショーマンの主題歌「This Is Me」のビハインド・ストーリーは何度見ても感動します。
でも、感動だけで終わらないんです。心の底から嫉妬の感情が湧いてきます。
「こんなに人を感動させられて、羨ましいな」って。
人を感動させる仕事がしたいと、ずっと思っています。
チームの仲間も、クライアントも、読者も、みんなを感動させたい。
そして、同じぐらい自分も感動したいんです。
心が震えて涙がでてしまうような、そういう仕事がしたい。
そう簡単じゃないって、わかってます。
でも仕事の醍醐味って、究極のところ「感動」に尽きるんじゃないかと思って。
大学生のころ、家庭教師のアルバイトをしていました。
2年間教えた高校生の最後の指導日、生徒も母親も号泣してくれたんです。
「先生に出会えてよかった」って。
会社員時代、年度末なのに課の数字が厳しかったとき、私と2つ上の先輩が数字を押し上げて、予算(目標)をなんとか達成したことがあります。
とにかく取引先に張り付いて、数字になるものは全部取り込んで年度内の契約に持ち込んだ感じです(コンプライアンス違反はしていませんよ!笑)。
その時、滅多に褒めない上司(すごく怖い)が、「よくやった」と言ってくれて。
先輩たちもめちゃくちゃ褒めてくれて、その日は先輩3人と飲みに行って、肩を組んで喜びました。笑
なんというか、私という存在そのものをまるっと受け入れてくれて、まるで家族のようでした。
生徒のことは妹のように思っていたし、会社の先輩はまるで兄たちでした。生徒をものすごく可愛がっていたし、先輩たちにはめちゃくちゃ可愛がってもらったんです。
言語化が難しいけど、身内感というか、仲間の感覚です。
「みんなと一緒に何かを成し遂げて、一緒に感動したい」という話を友人にしたら、あまりにも無防備だと言われました。
「(その思いは)そうそう受け入れてもらえないし、きっと傷つくよ」って。
たしかに、そうなのかもしれません。顔を合わせて、仕事をしているわけじゃないし。
でも、心のどこかで「きっと実現する」と思っているんです。心の底から感動して、感動させられる仕事ができるって。
逆に、そういう経験ができなければ「一体なんのために仕事しているの?」という気さえします。
私にとっては、仕事をするうえで感動は不可欠なのかもしれません。
そういえば、ライターになってから、読者に感動してもらったことが一度だけあります。
とあるフィットネスのインストラクターを取材して記事にしたとき、何人かの読者の方が「泣いた」とか「感動した」と言ってくれたんです。
取材記事は「物語」なので感動を呼びやすいのですが、それでも、私が書いた記事で誰かが感動してくれたと思うと胸がいっぱいになって・・・。
こういう経験の一つ一つが、宝物になって自分の中に貯まっていくんですよね。
きっと一生忘れないし、何度も何度も思い出すんだと思います。
ただこなしていくだけの仕事はしたくなくて、こういう経験を積んでいきたい!
そして、こんな宝物のような思い出が、このチームでもたくさんできたらいいなと思っています。
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