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バターナッツかぼちゃ

バター
ナッツ
かぼちゃ

なんていい名前なんでしょうか。

バター  … 濃厚でクリーミー
ナッツ  … 香ばしくて軽やか、形もそっくり
かぼちゃ … おいしいに決まっている

ほんとか?

語感では大変美味しそうなバターナッツかぼちゃだが、私は「だまされないぞ!」という気持ちを強く持っていた。​

私がバターナッツかぼちゃを知ったのは、Genさんのこの動画がきっかけなのだが、とりあえず面白いのでみてください。
バターナッツかぼちゃにとっては元も子もない話だけど、あんまり美味しくないカレーになったって言ってる。見ていてもなんだかいつもより美味しそう度が低い。かぼちゃの存在感が大きすぎるのか。


かぼちゃの煮物とかお菓子はとても好きなのだけど、料理に「私も具材です!どうぞ!」と入っているかぼちゃが苦手なだけかも知れない。これはおそらく子供の頃、風邪を引いた時に食べさせられたご飯のせいだと思う。高熱を出していても食い意地は張っていたので、雑炊なら食べれるので作ってくれと母親にお願いした。すると、料理があまり得意ではなかったおばあちゃんのけんちん汁にご飯を入れたものが出され(よく考えるとねこまんま状態だ)
思っていたのと違う・病人に対して雑すぎない?・おばあちゃんのけんちん汁おいしくない・ご飯を入れて残飯状態のけんちん汁かわいそう・やっぱり純粋にまずい→吐いた
この時のけんちん汁にはなぜか小さく刻んだカボチャが入っていた。黄色と緑の小さなコントラストが忘れられないのである。純粋に胃のムカムカを思い出す。

バターナッツかぼちゃと関係ない話だった。


ただ、評判がどうだろうと、私のかぼちゃイメージが悪かろうと、素晴らしい名前なのは間違いないのである。食べてみないことには!

というわけで最近見る機会が増えたバターナッツかぼちゃを買って、まるごとグラタンを作ってみた。 

作り方は簡単 写真は撮り忘れました。

1. バターナッツかぼちゃを縦半分に割る。かぼちゃ全般共通して硬いので安全に気をつけましょう。最近気づきましたが、手前から奥に繊維を断ち切ってやるという気持ちで押し切ると切りやすいです。

2. 割ってみると、わた&種部分の小ささにちょっとびっくりするでしょう。スプーンで取り除いて捨てます。

3. かぼちゃをくり抜いてホワイトソースに混ぜ込む予定ですので、くり抜く予定部分に包丁で切り込みを入れるようにします。そうしたらラップをかぶせて2分くらい電子レンジにかけます。

4. 思った以上に柔らかくなりませんが、加熱後スプーンでくり抜いてしまいましょう。

5. オーブンを200℃に温めます。

6. 玉ねぎやマッシュルーム、鶏肉もしくはベーコンなどをバターで炒めて、小麦粉をまぶして、牛乳を入れ、(ホワイトソース)グラタン部分を作ります。適当に塩胡椒します。味付けを忘れると無味になりますが、よく忘れます。グラタン部分にくり抜いたかぼちゃを入れてよく混ぜ合わせます。この段階でかぼちゃとグラタンがよく馴染んでいなくても、焼いたら柔らかくなるので大丈夫です。

7. バターナッツかぼちゃの外皮部分にグラタン部分をこんもりと詰め詰めします。チーズを思っているよりも多めに乗せます。写真ではスライスチーズを乗せていますが、焼き色がなんだか微妙だったのでとろけるチーズ、ピザ用チーズの使用を強く勧めます。

8. チーズに焼き色がついて美味しそうに溶けるまで、オーブンで15~20分ほど焼いたら出来上がり。

バターナッツかぼちゃの特徴的な形を全面に押し出せるメニューです。バターナッツかぼちゃは水分量が多くて、ほっくりではなくねっとりしています。繊維も太くて大根の千切りのような。まあまあ美味しかったですが、私は普通のかぼちゃが好みでした。

ちなみにポタージュスープにするのがおすすめらしいです。ブレンダーがない。


バターナッツかぼちゃは「日本かぼちゃ」の1種らしい。でも日本でかぼちゃといえば栗かぼちゃで、日本国外でJapanese pumpkinって呼ばれているのも栗かぼちゃ。えっ?

バターナッツ・スクワッシュ


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