音楽と文化と知識と

最近このポッドキャストが好きで、ずっと追って聴いてます。

特にスーパーオーガニズムの野口オロノをゲストに迎えた3回はとても良かった。虚無ーン

ティーンの頃に聴いてた音楽とか本で、考え方とか、特に何を良いと感じるかって固定されると思うんだけど、それを素地として

どんなルーツがあって良いものがあるのかとか、今「よくない」「つまんない」と感じるものの問題は何なのかとか、何よりいま最も面白いものの本質的なお話を枝葉含めて聴けてめちゃくちゃ楽しい。

他のポッドキャスト(ニュースとかメディア系)はなんだかMCが上から目線でゲストの話をまとめたがったり、かたや「すごーい、知らなかったー」しか言わなかったりしてて、そういうのいいから!って聴いてて辛くなったんだけど、このポッドキャストのホストの2人はゲストの話をちゃんと聴いて引き出して同意して、さらに広がりを持たせてくれてて凄いなあって思う。

オロノが1つめのポッドキャストで70年代の社会背景と音楽的な文化の話をしてたタナソーさんに頭良いんだねって言ってて、3つめでは歴史の授業はつまらなかったけど文化の話は凄く好きだったって言ってて、歴史の上に文化があって同時に流れてるんだから合わせて知らなきゃ考えなきゃもったいないわーって改めて気づいた。ジャズ評論家の柳楽さんの回がほんとそうだった。というかタランティーノの映画の回もそうだったな。

今最高だわーって感じてるカルチャーも歴史に(過去に)なるんだって考えながら


そしてポッドキャストには関係なくて、こないだスーパーオーガニズムと共作した星野源についてなんだけど、Spotifyでテキトーにシャッフルしててなんかだいたい微妙で飛ばしながら聴いてて、あらこれはイントロからかっこいいじゃないのって耳を澄ましていたら星野源で、やっぱりそうか〜とちょっと悔しい感じになりました。J-POPは星野源の一強になるのではないか。でもSAKEROCKから聴いてたわたしとしては、ブラックミュージックをルーツにした音楽がみんなに評価されるようになったんだと嬉しい、けど勝手に古参みたいな気持ちある。 


結構、お、これ好きだなって思ってたアーティストが後で売れるってことが多いんですけど、多分自分のセンスがいいというよりみんなそう思っただけなんだろうな、でもそう思うセンスは大事に更新していこうと思ってます。

音楽とかの話できる友達欲しいです。切実に。


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