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場所

私は何に対して努力をするか以前に、どこで努力をするか、どの視点に立って努力をするかに重きを置いています。この姿勢、思い返してみると、実は高校時代から身につけていたものでした。

今回は、私が、「どこで」努力してきたのかを書き残してみたいと思います。頑張ったので、「努力」って言わせてください。

最初は大学受験の話。まずは、私が在籍している早稲田大学文化構想学部について。これから母校になるこの場所は、一度も揺らぐことのなかった、高校時代の私の第一志望です。どうしてもここがよかった。

滅茶苦茶だろうと思っていた高1の成績が、思いの外よかったことからこのストーリーの本編が始まります。周りのレベルの高さに打ちひしがれていた私ですが、この時に難関大学に行けるかもしれないという思いが芽生えてきました。そして同時に、「入試」の他に「推薦」という場所があることも知りました。

「推薦」と聞くと、よほどの良い子ちゃんじゃないと対象になれないと思っていた。でも評定を見る限り、いけるかも。この時すでに、難関大学と言いつつ、早稲田大学には惹かれまくっていたし、文化構想学部のカリキュラムにも魅力を感じていて、実質ロックオン。「早稲田大学文化構想学部」への指定校推薦枠があることも調べて確認済みでした。(ちゃっかりしてる)

とはいえ、「毎日泣きながら勉強してるし、こんな大変なのに、さらっと推薦で入ろうとするのもなんかもったいない…?」というなぜか自分で自身を庇う変な私も出てきた。じゃあ、それならと「早稲田大学文化構想学部」の赤本を買ってみた。中身を見てみる。「え?」とにかくどの教科も問題がユニークかつ複雑で、正直言って「これ一般入試で通るの無理だ!」

ここで、私の戦う場所が決まりました。「指定校推薦枠を虎視眈々と狙おう。」挫折をして、上には上がいることを知った私は、もっと小さな単位で圧倒的にトップを目指せないかと思うように。一度転んでも立ち上がった時の足は強くなっている。やっと視野が定まってきて、鶏口牛後作戦をとることにしました。

指定校推薦は、定期テストや期末テストなどの結果で評価される評定の高さがポイントになるので、毎回の校内テストは完全に受験モードで準備していました。いつも前倒しで勉強して、毎回1番最初の科目のテスト開始前は、手が震えていました。あと、こういうのは割とオフレコにされがちですが、私はあえてオープンにし、私は推薦で行きますと先生にも早々に伝えていたり、色々と手を回していた(笑)

私がどうしても指定校推薦で早稲田に入りたいと思ったのは、思いがけず見つけてしまった楽な道を選びたかっただけじゃなく、その他にも理由がありました。親にこれ以上迷惑をかけるのをやめようと思っていたから。

ざっくり言うと、中学受験、高校受験と受験経験が多くて、そのためにずっと塾に通わせてもらっていて、その授業費が超高い。だから、少しでも早く合格して塾をやめたかった。札束人間を一刻も早く卒業したかった。早稲田も私立大学で、これからもお金かけてしまうし。妹もいるし。みたいな話です。

そして結局、宣言通り、指定校推薦枠で早稲田大学文化構想学部に合格しました。

これが大学受験の話。ここからは、大学時代、最大の難関だった、就活の話に。就活に関しても、私は普通じゃなかった(笑)就活カレンダーをツイッターみたいに書くと、こんな感じです↓

2018年6月: サマーインターン面接開始(就活無双する気満々)
2018年7月: 記憶にございません
2018年8月: サマーインターン少し(目ヂカラでインターン受かったり)
2018年9月: 普通に旅行行って、長期インターンしていた
2018年10月: 最後の早稲田祭迫る、言うまでもなく就活しない
2018年11月: 早稲田祭の余韻でヒタヒタ、就活しない
2018年12月: いや、行きたい企業がない、インターン(A)開始
2019年1月: 同上、今働いてるインターン(A)の方が楽しい
2019年2月: 同上、今働いてるインターン(A)の方が楽しい
2019年3月: いちおうAM12:00 PC前待機してみたけど、説明会行ったけど...
2019年4月: ついに"就活"を辞める
2019年5月: インターン(A)フルコミ開始
2019年6月: インターン(B)追加、(A)と2つ掛け持ち
2019年7月: インターン(B)にフォーカス
2019年8月: 1週間高熱で倒れ、人生も露頭に迷う暗黒時代
2019年9月: インターン先でイベントディレクターに、実質社会人生活開始
2019年10月: 9月に引き続き他のPJTにも入り、社会人生活がデフォルトに
2019年11月: イベント終了、インターン(B)に入ることに

長かったー!

1年以上かけた。2019年4月に就活を辞めたのには、大きく2つの理由があります。1つは、就活制度へのモヤモヤが溢れちゃって、このやり方に合わせられない、無理して合わせてまで入りたいと思える企業が私にはないと思ったから。もう1つは、だったら、いくらでも違う方法はあるはずで、それでも将来は探せると思ったから。

ここにはインターン(A)とインターン(B)として2つのインターン先にしか触れていませんが、この他に3社、大学4年間で5つのインターンを経験してきたので、ここで得てきたものを使っていこうと、すんなり覚悟する土壌もできていた。

周囲が就活を続けていても、私には全く関係なくて(ヘルシーな意味で)、いわゆる就活をせずに、就職先を探そうと思いました。

そして結局、インターン先(A)でのひょんな会話から、ファーストキャリアを築く場所を見つけ、今からその準備をしているって感じです。インターン(B)のことです。

ここは、インターン(B)を除く、他4社のインターンそれぞれでやってきたこと、身につけてきたことをしっかり生かせる環境です。お互いに埋まらないパズルのピースを探していたのかというくらい。本当に、打ってきた点はつながっていくと思う。

就活においても、王道からは外れても自分なりに努力する場所を選んできたんだと思います。というか、王道って誰にとっての王道ですか?って今、本当に今、変な疑問が湧いてきちゃったな(笑)

長くなってしまったけど、選択肢がたくさんある時代だし、ちょっとくらいミスっても死なないから大丈夫!って簡単に極論まで引っ張り出してきて何とかしてきた。どの場所で戦うのかをじっくり選んで、そこに対して100%以上の努力をするというのが私には合っているんだと思います。これからもどんどん選択肢を増やして、楽しみながら変わっていける人でありたいです。

Everything is gonna be alright!👋