見出し画像

東京で土に触れる社会人生活

上京して働くようになって少し経った頃…
仕事も順調で、休日は都内にいる友達と遊んだり、街散歩したりして充実した時間を過ごしていた。
が、一方もっと空の下で目いっぱい体を動かしたい!自然に触れたい!色んな人と出会いたい!と感じていた。

そして当時は食への関心も高まっていたこともあり、『そいえば!都内で援農(農作業のお手伝い)できる場所はないかなー?』と思い、ネットで『東京 援農』と調べた。
そしたら見つけたのは、とある農園の親しみやすいホームページ。
『月1のオープンキャンパス(ランチ付き農作業日)がある、しかもアクセスのいい三鷹に?これは行くしかない!』と思い、2022年の10月に初めてその農園へ向かった。

その農園の名は...富澤ファーム!!
三鷹で先祖代々100年ちょっと営まれてる農園で、スーパーなどでよく見る野菜から東京江戸野菜まで様々な野菜が育てられている。

さらに...ここは野菜をただ販売する農園ではない!!
HPをスクロールしていくと援農部、子育て部、大家部のようなものがあり、年齢や立場を超えて、多様な方が集まる場でもあるのだ。

荻窪の家から、バスで一本、北野バス停に到着!
てくてく15分くらい住宅街の中を歩くと、突如現れる農園。

住宅地にポツンと緑と土が広がる

初めて行った時は、どんな人がいるか?どんな雰囲気か?知り合いもおらず不安に思ったが、冨澤ファームに着いてすぐ、その不安は晴れた。
十数人ほどのボランティアがいて、和気あいあいとした雰囲気。
そして初対面の私にもフレンドリーに対応してくれたり、私以外にも初参加の人が何人かいたりして、安心した。

その日はナス畑の片付け。近くにいる人となんで農業に興味を持ったのか?、どこから来て今何をしてるのか?など自己紹介がてら話をしながら、あっという間に作業を終えた。

畑の片付け
久々に土に触れる
とある日の作業
ポットにタネを入れて土を入れる
コンポスト切り返し
体が暖まる!

そして午前いっぱい働いた後は、待ちに待った畑の野菜を使った賄いランチ!
たくさん動いてぺこぺこ。
秋晴れの元、みんなでテーブル囲んでいただきます。
冨澤ファームの賄いは毎回野菜たっぷりで美味しい。
みんなで食べるともっと美味しい。

春、桜の木の下でランチ
のらぼう奈づくしランチ!
東京きて初めて食べた野菜、歯応えがよく美味しい
この月はスペシャル会
青空の下、畑でbbq!至福のひととき
12月はクリスマス会
野菜たっぷりの手作りピザ

初めてのオープンキャンパスを大満喫。
近場でお手軽に自然に触れられたり、普段出会わないような学生や社会人たちと交流できたりすることがとてもいいなと思い、来月のオープンキャンパスも参加しようと決めたのであった。

そしてまた来月も行こう!が繰り返され、かれこれここまでほぼ毎月冨澤ファームのオープンキャンパスへ行くようになった(通算20回以上)。

そして6月のオープンキャンパスは、計30人ほどが集まり、夏の畑の草取りをした。
ゼミの一環で来てた初参加の学生も何人かいて、彼らともお話ししながらゆるく農作業をした。
そして作業も終わりみんなで夏野菜たっぷりカレーを食べる。
美味しい!ついついおかわり。お腹いっぱい、幸せだー。

よく働いたあとは、ご飯が美味しい!

さらにランチ後は、ありがたいことに私のために壮行会も開いていただいた。

そう、悲しいことに引っ越しに伴い今回のオープンキャンパスが一旦最終回。
そこで私のこれまでの歩みやこれからについて、みんなにシェアした。
人前で自分のことを語るのは初めての経験で始まる前までちゃんと話せるか不安であった。しかし、話し始めると余裕を持って話すことができた。
このことはすごくいい経験になり、もっと自分の夢や考えを広めていきたい!そして自分を見つめ直すきっかけにも繋げていきたい!と思った。

発表の様子、スケッチブックで
話を聞いてくれて嬉しい。

私の東京での社会人生活に彩りを与えてくれた冨澤ファームでのオープンキャンパス!
土に触れながら、年齢国籍超えて多種多様な人と農作業をし、刺激を受け、これからも付き合って行きたいと思う人もたくさんできた。
そして冨澤ファームの採れたて野菜がとても美味しく、心も体も毎回満たされた。

ほんとに冨澤ファームに出会えて良かった!!
素敵な出会いに感謝を込めて。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?