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映画『マリウポリの20日間』をみて

今日は、アップリンク吉祥寺で久々に映画を見に行った。
見たのは『マウリポリの20日間』というドキュメンタリー映画。

ロシアによる侵攻を受けたウクライナ東部の都市・マリウポリ。その市内で、戦火にさらされた人々の惨状を命がけで記録し続けたウクライナ人ジャーナリストたちがいた。ロシア・ウクライナ戦争を含む、国際紛争の取材を10年近く経験したAP通信記者・ミスティスラフ・チェルノフと、その取材チームである。彼らはマリウポリ市内に残る唯一のジャーナリストとして、死にゆく子供たちや山積する民間人の遺体、産科病棟への爆撃などを克明に記録し続けた。

戦地に赴いたジャーナリストの貴重な映像が、劇場の音響も相まってか生々しく、これが現実に起きてことが恐ろしく、悲しくなった。

静かに失われていくマリウポリの平和
情報が全く入らなく何が起きているのか理解できないまま恐怖の日々を過ごすマウリポリの人々
シェルターにいても命が助かるかわからない現実
なぜ何も悪いことをしていない私たちが戦争に巻き込まれるのか?叫ぶマウリポリの人々
病室に次々と運ばれてくる怪我人 
それに奮闘する医療スタッフたち
病室の廊下で人の死を嘆く多くの人
亡くなった幼い息子におでこをくっつけるお父さん
地下室に安置されてる多くの遺体
土の中に放り込まれる遺体
この現実をフェイクニュースと叫ぶロシアメディア

ちなみにこのマリウポリはロシア軍の徹底的な攻撃で陥落したそう。
大切な人を失って、さらに故郷も跡形もなく失う辛さがどんなに辛いのか計り知れない。

今でもウクライナの戦争は続いている。
そしてさらに、パレスチナなどでも悲惨な状況は続いている。
関係ない人を巻き込んでまで殺し合いをする"戦争"を続けるのはどうかしてる、誰が望んでいるのか。
と同時にこの映画を見て、もっと生きてる今を大切にしたいと思った。

マリウポリの人々の声、世界の現実が詰まったとても貴重な映像、ぜひ多くの人に見てほしい。

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