記憶の縁をなぞる
先日元カレに会う機会があったので結婚する話を伝えて、おめでとうという簡単なやり取りをした。
言葉のやり取りの中で、この人ともいっしょに人生を歩む未来も路線変更する前は選べたんだよなあとふと思ってしまった。
路線変更前の未来と路線変更後の未来が両方ともうっすら予想できてしまう状況があって、変えられない現在を振り返ってエモくなっちゃった。
ツラいこともあったけど好きだったときの気持ちの輪郭を無意識になぞって自分で作った沼にはまってるときがある。
私は過去を振り返りがちだし引きずりがちだから、いい加減に自分を可哀想がるのをやめないとなー!
結婚してもしなくてもいい現在で、何故結婚を選ぶのかわからなくて身近に結婚している人にそこに至るまでの決定打は何だったのか聞いていた時期があった。
その内の一人がちょうどその時に列車が来たからと言ってた人がいて、そのときは何だそれって思ってた。
別の人の彼氏のお母さんに結婚を勧められたからって言ってる人もいて、動機としては受動的に感じていた。
もっとハードルとしては高くて確固たる信念で結婚に至ったんだと思ってたけど、いざそういう立場になってみたらそのイメージとは全然違っていて、家族を運営していくパートナーになれそうってお互い感じたから見切り発車してみた関係性の私たちは電車に飛び乗る人ときっと似ていると思う。
簡単には離れられない関係性の2人になるので、関係がマイナスに傾いてるのを感じたときは自分を正当化したくて相手を言い負かそうって気持ちを持たずに話し合いを出来たらいいなあと思っているし、それを伝えてもいるけど私は何だかんだ感情の生き物なのでどうなるかなあ。
近しい他人との生活が久しぶりなので不安もあるけど、やったことないことなのでワクワクもしているんだよね。
新しい生活を2人と2匹で運営し始めることをメインイベントに据えて今年をスタートした。
来月からいっしょに住む(予定)ので、5ヶ月目にしてやっとイベントスタートするのは相変わらずスロースターターが過ぎるなと思うけど、残りの半分くらいをゆるりと過ごせるって思ったら悪くはないのかな。
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