【ゴルフスイング】ゴルフが変わる!スイングと背骨の関係性!
こんにちは
理学療法士をしながらゴルフを考えているしみずです。
今回は背骨の重要性についてお話しします。
結論から
・背骨は人間にとって特に重要な場所で、最も機能的に動いてほしいところ
・スイングを効率よくするためには背骨の動きは欠かせない
という事です。
今回は背骨の重要性について以下の内容でまとめています。
➀なぜ重要か
②背骨が動くと何が良くなるのか
③どのように背骨の動きの練習をしたらいいのか
背骨について共に考えていきましょう
背骨の動きがなぜ重要?
スイングが安定しない、強く振れない、などの悩みを抱えている方は少なくないと思います。
その問題に対し「筋トレが足りない」「力がない」「女子だから振れない」という解決の仕方では、今後もその悩みが解決する事は難しいでしょう。
スイングが安定しない、強く振れない、という悩みの原因は、体を効率よく使えていないから、クラブにも効率よく力が伝わっていないという問題が多く存在します。
その根本に背骨が自由に動かないという問題があります。
人間が動くために背骨は特に重要な部位で動きの効率性を高めてくれます。
発達学的にも赤ちゃんが最初に獲得する体の機能は、背骨の曲げ伸ばしの機能です。
背骨から手足の動きが派生していきます。
背骨が自由に動くことで、背骨についている手足も、自由に動くようになります。
ネガティブに言えば、背骨が自由に動かないと、手足も自由に動かなくなります。
それでもスイングをしなければならず、効率の悪いスイングを繰り返すことで手足に負担がかかります。
手の操作が大きくなることで「手打ちになってスイングが安定しない」とか、効率の悪いスイングで「力強く振れない」。手を使いすぎて「肩、肘、手首が痛い」などの怪我にながってしまいます。
日常生活の中でも背骨を自由に動かせることで今よりもっと楽に生活ができたり、普段抱えている痛みが無くなることもあります。
力が足りないと考えている人は、背骨の動きを手に入れた後で筋トレをする方が、トレーニングの効果を最大限まで発揮できるようになります。
なぜ背骨が自由に動かなくなるのか
赤ちゃんの頃は自由に動いていたのになぜ大人になると動けなくなるのか。
その理由は大人になると偏った動きで生活することが多くなるからです。
子供のころは自由に遊んで、自由に動いて、自由に体を動かして、動きの多様性を持ち合わせていました。
しかし大人になるにつれて自由に遊ぶことは減り、仕事や生活でも一定の動きしかしないことで偏った動きしかできなくなっていきます。
その結果動きの多様性が減ることに繋がります。
動きの多様性が減り、偏りが出てきてしまう事で痛みにつながったり、スイングの悩みを解決できない原因になることも少なくありません。
そのためまずは基本の「き」に戻って、人の原点である背骨の動きから考えていきましょう。
そんなこと考えもしなかったと感じている人はぜひ一緒に考えていきましょう。
背骨が動くと何が良くなるのか
結論から、背骨が自由に動くことでスイング効率が上がります。
自分の体について考えてみてほしいのですが、自分のスイングはどこが頑張っていますか?練習やラウンドをした時にどこが疲れますか?
肩や腰、首、肘、手首、膝などですか?
理想は体の全体が頑張ることです。
どこかに頼らず体全体を使って体全体が頑張るスイングが理想です。
多くの人は、肩や腰、膝、手首、指に疲労感を感じることが多いのではないでしょうか。
疲れるところや、痛みが出るところは頑張っているところですが、頑張らざる負えなくなっているとも言えます。
悪く言うとそこしか使える場所がない、他が使えていない。
手が疲れるなら、手しか使えていない。手以外の所が機能していないという事です。
なぜ疲れてしまうのか。
体の中枢部である骨盤や背骨から力を生み出せていないからです。
骨盤については他に記事があるので詳しいことはそちらをどうぞ。
少しお話しすると、人が立った状態で体を機能的に動かすためには、骨盤から生み出した力を背骨へ伝えることが必要になります。
なぜ骨盤からなのかというと、立った状態で床に接地しているところは足裏しかありません。足は骨盤から生えています。
そのため、足を使って床から力をもらったものは、背骨へ伝達することで効率のいい運動になるためです。
しかし背骨の機能が乏しいと、骨盤から伝達された力を効率的に利用できずに疲れが生じてしまいます。
体の中枢部の背骨が機能することでスイングの効率アップにつながります。
手足の動きに背骨は欠かせない
背骨は手足を効率よく動かすために必要な部分です。
背骨の動きを簡単に説明すると屈曲と伸展という動きがあります。
屈曲は丸まる、お辞儀するような動き。
伸展は伸びる、背伸びをするような動き。
この屈曲と伸展の動きが腕と連動することで効率よく動くことができます。
感じてみてほしいのですが、背骨を丸めたまま腕を挙げてみてください。
挙げやすいですか?
恐らく多くの方は挙げにくいと感じたと思います。
腕が大変と感じた方もいるかもしれません。
次に背骨を伸ばして腕を挙げてみてください。
丸めた状態と伸ばした状態では腕の挙げやすさはどのように変化しましたか?
きっと多くの方は背骨が伸びた状態の方が腕が挙げやすいと感じたと思います。
このように腕を楽に動かすためには背骨と腕が連動して動くことが必要になります。
連動していない状態で、ただ腕を挙げる動きで腕の挙げにくさを感じたなら、スイングという高度な運動を要求されたとき、どれだけ非効率なスイングになるか想像できるでしょうか。
背骨が私たちの動きにどれだけ関与していて、どれだけ動きの効率さを左右するか少しイメージできてきたでしょうか。
足についても同じです
膝を胸に近づけるように足を曲げるという動きの中で、背骨を伸ばしたまま足を曲げるのと、背骨を丸めて足を曲げるのとどちらが曲げやすいでしょうか。
恐らく背骨を伸ばしたまま足を曲げると足が曲がりにくく、足の付け根に詰まり感を感じるなど、違和感を感じた方が多いのではないでしょうか。
反対に背骨を丸めながら足を曲げると、膝が胸に近づきやすくなるのを感じられたでしょうか。
背骨の動きと、手足の動きはこのようにして連動しています。
そのため身体の動きを理解してスイングを考える必要があります。
クラブの動きを直そうとしても一向に直らないのは、体の仕組みを理解していないことが原因かもしれません。
シャローがどうとか、インサイドアウトがどう、ハンドファーストがどうなどのクラブの動きの仕組みには、必ず体の動きと関連性があるのを忘れてはなりません。
身体が動けば、クラブも動きます。
クラブが正しく動いたら、体も正しく動いています。
上手くいかずに悩んでいるのであれば、一度体に注目すると何かが見えてくるかもしれません。
スイング中の背骨の動き
では実際にスイング中に背骨がどう動くのかを、スイングのフェーズで考えていきましょう。
ざっくりバックスイング、ダウンスイング、フォロースイングで分けます。
バックスイングはクラブを上げるフェーズ
ダウンスイングはクラブを下げるフェーズ
フォーロースイングはクラブの惰性のフェーズ
クラブを上げるという事は、手も挙がっていきます。
手が挙がるという事は背骨も伸展方向へ動きます。
グラブを下げるという事は、手も下がっていきます。
手が下がるという事は背骨も屈曲方向へ動きます。
フォローは惰性でクラブが挙がっていくので、背骨も伸展方向に動く方が自然です。
まとめると背骨の動きは
伸展→屈曲→伸展の方向で動きます。
というと、「バックスイングは伸びあがったらダメじゃないのか」「頭が動いたらダメじゃないのか」と思った方もいると思いますが「伸びあがる」というのは前傾が崩れて、股関節が「伸びあがる」ことが問題です。
股関節軸で回転して背骨が伸びるのは、いわゆる「伸びあがる」とは全く別物です。
股関節について詳しく知りたい方はこちらの記事からどうぞ
頭についても、頭の位置がずっと同じ高さにある選手はいません。
背骨が伸展→屈曲→伸展で動けば、頭も上→下→上の方向に上下運動します。
ではなぜ頭を動かすなという言葉が生まれたのか。
恐らく伸びあがりの上下運動が大きすぎる選手に、上下の運動を抑えようとして、頭の動きににフォーカスし「頭を動かすな」という指導をした結果、頭を動かさない方が良いという言葉が広まったのかと思います。
頭を動かすなは全員共通ではありません。
自然なスイングであれば、頭が上下するのは当たり前の動きです。
少し脱線しましたが、背骨は伸展→屈曲→伸展の動きで動くことを覚えていてください。
もちろんこれに回旋という動きもプラスされていきます。
回旋を生み出すのは、股関節と胸椎部分です。
回旋についてはこちらの記事をお読みください。
背骨の動きについて理解が出来たら実際に背骨の動きを獲得するワークを紹介します。
ワークについては6種類紹介しています。
色々な姿勢で背骨を動かす事を学び、背骨の動きを堪能してください。
背骨の動きに意識が向けられてきたら、いつも通りにスイングしてみてください。
きっとスイングに変化があるはずです。
ワークについては有料公開とさせていただいてます。
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では購入された方は体を動かして快適な背骨を獲得していきましょう!
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