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高校生のときに見たある夫婦の小話

今回は、高校生のときに見たある夫婦のお話をちょこっと書きたいと思います。

皆さんは、'' 似たもの同士がくっ付く '' ということをよく耳にしませんか?

例えばそこら辺を歩いている夫婦やカップルのどこが似てるかなんて、ぱっと見じゃわかりません。でも、見ていると意外なところでそれが垣間見えたりします。したんです。

そのある夫婦には、市民スポーツセンターにひとりで泳ぎに行ったとき、帰りの駐輪場で出会いました。自転車たちがバーっとかなり横との間隔が狭めに置かれていました。私は自分の自転車を引き出して帰ろうとしたときです。ある夫婦も自転車を引き出そうとしていたんですが、旦那さんのほうが自転車を倒してしまい、ドミノのように他の自転車も沢山倒れてしまいました。かなりの数が倒れたので、奥さんに加わって私も直すのをお手伝いしました。そうしたら、奥さんはひとつだけ自転車を直して私にお礼のひとつも言わずに辞めて帰ってしまったんです(笑) 倒した張本人である旦那さん''も''帰ってしまったんです。本当にびっくりしました。その後、全部自転車をひとりで立て直してました。私の中の常識では、もし旦那さんが倒したとして他の人が手伝ってくれたとしたら、その時点で一言何かいいます。そして、もし旦那さんがお礼などを言わなかったとしても、代わりに手伝ってくれた人にすみませんと謝ります。それならまだわかります。が、まさかどっちも何も言わずに帰るとは思わなかったんです!本当に違和感しかありませんでした。同時に'' 似たもの同士がくっ付くんだよ '' その言葉が頭をよぎりました。こういうことか。。身をもって体験しました。側から見て違和感ある事態を違和感なくいられるということ。もちろん、いい意味で似たもの同士のご夫婦のほうが多いと思いますが、そんな夫婦もいたんだよっていう小話でした。

結婚していないので、夫婦の感覚はわかりませんが、外から見て似てないような夫婦でもどこかが似通ってるから居心地がよかったり、短所を短所と思わなかったり、そんな2人だから何十年も一緒にいれるのかなって勝手に思ってます。でも、その短所を短所と思わない(=ストレスを感じない)が、他人に迷惑だとしたら、怖い話ですね。誰かに言ってもらわないと気づきませんね。もしかしたら自分もしてるかも、と思うと普通って何だろう、、と怖くなってきます(笑)

私の両親のことを例に少し話します。父は何も気にしてないように、適当に見えるのに、仕事にはとても熱心で予定通りに物事をこなしていくマメさがあります。机の上の父のノートがチラッと見えたときに、一日の予定が事細かに書いてあり意外すぎて驚きを隠せなかったです。母は文句を言いがちだけど、意外と掃除が苦手だったり、期限を見ていなかったり、面倒を見てあげたくなる性格で、でも料理がとっても上手く他人にとても優しく融通がききます。父はそんな母にイライラせず、ズボラな母を持ち前の穏やかさでうまくカバーしています。母も、私だったら自分でやりなよって言ってしまうような父の頼みを+αでしてあげています。ずっと過ごしていくにあたって、いい部分はもちろん、ダメな部分をダメと思わないのも相性だったり、優しさであり愛なのかなって思わされました。母には許すことって愛だよって言われたことがあります(笑)

凸凹は逆に相性がいいとか、それって本当はどこかが通じ合っているからうまくやれてるのかなって思います。近くでずっと見てない人が凸凹なんて言ってはいけないですよね(笑)本人たちにとっては、ぴったりかもしれません。

でも!どんな相性がいい2人であっても歩み寄る努力を忘れてはいけないと思うんです。何も努力しないで相性が悪いなんていっていたらきっと、誰といても無理な気がします。また、自分に厳しくなるに連れて、相手にも厳しくなってしまうと、いけませんね。見返りを求めずに、常に思いやりを大事にしていきたいです。

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