子育てをしていて思ったこと①

昔から他人との距離感がうまくつかめないと悩んでいた私にとって、こどものコミュニケーション方法は学ぶべき内容が多い。


先日、家族で公園に遊びにいったとき、偶然夫の友人家族がピクニックをしている場面に遭遇した。
小学4年生、2年生、1年生、年少児、そしてその親、合計8人の初対面の人たちに対して、年長になる息子がまず始めにとった行動は、自己開示だった。数週間前から興味を持っているキャラクターのぬいぐるみを見せ、自分が興味を持っていることを説明する。サッカーボールを持っていき、自分ができることを示す。

それを見て、以前会社のセミナーで他人とうまくコミュニケーションをとるためには、自己開示が大切だと習ったことを思い出した。当時、部長や本部長といったいわゆる会社の“えらい人達”が自己開示をさせられていた。しかし、赤裸々に自己開示できていたのは1名だけだったので、やはりオープンに自分を表現するのは、難しいことなのだと思う。

それをいとも簡単に、だれから教わるでもなくやってのけるとは。自身の過去を振り返ると、曖昧ながらに幼い頃は自己主張をしていたような記憶がある。成長するにつれて、自己開示したときの周りの評価が気になり、どんどん開示しなくなっていったように思う。備えることで足かせになってしまった不要なプライドだろうか。わが子には、他者からの目を気にしすぎず、今のコミュニケーション力をできるだけ維持しながら大きくなってほしいと思う出来事であった。

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