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「引っ越し」そして「7年間のイジメの始まり」

小学校3年になる春

父の転勤期間が終わり、私が生まれた町に戻る。
敬愛するおばあちゃん先生と離れることになったのは
悲しかったけれど、ここには大好きな祖母もいる。
(祖父は父が2歳の頃、他界)


しかし、友だちはできるのだろうか。


そう思っていたことも杞憂に終わる。
そう、転校生は、アイドル状態なのだ!
(しかし、実は錯覚だった)


実は、これが
7年間に及ぶ、イジメの始まりだったなんて・・・



最初は、転校生がもの珍しく、
私の机の周りには10名近くの人だかりができた。


これまでの学校と違って多人数の小学校。
1学年のクラス数は平均6クラス。
ざっと200名以上。


これだけ人数がいたら流石にお友だちもできることに
家族は勿論、私も何も疑問を感じていなかった。


しばらくの1か月くらいの間は
一緒に帰宅してくれる子もできた。



しかし、若干、
以前の友人同士の会話の雰囲気とズレを感じた。



以前の街では、友人が

「旅行に行った」
「新しいおもちゃを買ってもらった」

など聞いたら、みな

「よかったね!どこいったの?」
「そのおもちゃ私も欲しかった!」

など返しがあり

「〇〇に行ったよ。これが楽しかったよ」
「そうなんだ!じゃあ一緒に遊ぼう!」

という、楽しいこと、喜ばしいことは
みんなで分かち合うという友人関係だったし会話だった。




ここでは、それが全く感じなかったのだ。

「旅行に行った」

など言った際には



同級生「へ~、今度、私にもお土産買ってきて!」
同級2「あ!私も!」
同級3「私もお願い」
同級4「買えたらでいいからね」

私(・・・?^^)

何かが違う。



まだ話して数回の子。
友だちかどうかも定かではない、ただ方角が一緒だから
通学団で時々帰るだけの関係。


小学校3年生の私には
「何か違う」という違和感しか感じ取れていなかった。


そして、
両親に今度旅行する時にはお友だちのお土産を買う
約束?をした?ことを告げる。
一人500円~1000円くらいの安いものでいいので
約4000~8000円(8人くらいで帰っていたので)必要と。


そりゃ、叱られますよね。
その時、小学校3年生の私のお小遣いは月300円。
1年生からコツコツ貯めた貯金箱の中身も1000円ほど。
お土産代が高額すぎて、叱られるのは当たり前。


後日、その子たちに

・親に叱られてしまったので買えないこと
・お金が足りなかったこと

を伝える。


そのあとくらいから、一緒に帰る子の人数が減り始めた。




そんなあるとき、事件が起こる。




同級生の女の子が体の痣を理由に、6~7人の男子に
「汚い」「害」など言われて
昇降口玄関前で石を投げられていました。


周りの子たちは面白がってみているだけか
まるで目に入らないような様子で
止めようともしない。


近くには先生もいない。
保健室は目の前にあるが、教師が出てくる感じもない。



ゴツゴツした小石を投げられていた女の子は
頭を守るように抱えてうずくまり、

「やめて!」

と響かない声で叫んでいる。
でも止まらない石の攻撃と言葉の攻撃。




私はそれを見て、焦り

「ちょっと、何してるの!」

と言ったものの、聞く耳もちません。

「害だから」「悪だから」

と、手を止める気配なし。



は~~~~~????意味、分からん!!
ここで、私、キレる。

「いい加減にしろ!」

と、石を彼女に投げつけていた男子に
石を投げ返す。




ここから、
私への7年間のイジメが始まるのでした。





次回、「7年間のイジメられ経験詳細(箇条書き)」です。






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