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#1.会社員×オンラインサロン×WSD

1:簡単な自己紹介をお願いします

佐々木秀和です。
会社員として通販のシステム部門のマネジメントをしつつ、
それ以外の時間は複業でオンラインサロンの運営をしており朝活等のイベントをしています。

2:受講のきっかけ、動機について教えてください

オンラインサロンのイベントを開催する中で、自分自身で小さいながらもプログラムを組んで場をつくっていました。集まる人たちは年齢も性別も職業も異なる人たちでした。多様な人たちが集まることにより「自分の中にあった『当たり前』が実は当たり前ではない」ということに気づいたり、対話をする中でアイデアや自己発見が生まれることに気づき、場自体の価値と可能性を感じました。

今後は複業活動の時間をさらに増やし、自分だからこそできる場づくりをしていき、多くの方に気づきと笑顔が生まれる場を提供したいと考えるようになりました。しかしながら、我流でやってきたゆえに、これで本当にいいのだろうかとモヤモヤしている自分もいました。

そんなときに、あるワークショップで知り合った方と、また別のワークショップで知り合った方との共通項がワークショップデザイナーということを知ったのです。そこからワークショップデザイナー育成プログラムのFacebookページに辿り着き、ちょうど34期の説明会参加の募集をしているタイミングでした。その告知内容を見て、まず直感で「やってみたい!」と思ったのと、ワークショップを体系立てて学べることを知り「これは自分が求めていたものだ」と思い、すぐにスケジュール調整をして申し込みをしました。

3:一番面白かった講座とその理由は?

一番面白かったのは「2つの実践」です。
グループメンバーと一緒にワークショップを作り上げていくのですが、そのときの感情のジェットコースターのような浮き沈みがとても印象的でしたし面白かったです。

・最初ははじめましての人たちとドキドキしながら企画を練り始め、
・企画がまったくまとまらないという不安にかられ、
・なんとかこれでいけそうという突破口が見えて、
・少しずつ形になっていくところにワクワクし、
・いつしか夢中になり楽しくて仕方がなくなり、
・いよいよ始まる本番にソワソワし、
・終わった後にやりきったという達成感が生まれました。

また、
一緒に戦い抜いた(笑)グループメンバーと、特徴を伝え合うGap Monitoringでは、仲間の強みを知ることで多様性の価値を感じられましたし、みんなからもらった私へのメッセージが「自分の知らない自分」を知る機会になり宝物になりました。

4:受講時の苦労したことは?

なんといっても実践のプログラムデザインをするときです。
「えっ?もう自分たちでワークショップを企画するんですか?」という戸惑いからスタートしました。
そして、グループメンバーと話し合って企画案を出すのですが、なかなか良い案が出ず暗礁に乗り上げそうになったとき、そのときが一番苦労というか辛かったです。

一人だけで我流でプログラムを組んでいたときは、とりあえずこれでいいやという感じで組んでいたのですが、グループでプログラムを組むときは合意形成が必要で、自分はいいと思っても全員がいいと思うわけでもなく、一方で他の人がいいと思うものも、何も考えずYESと言うわけにはいかず。ジレンマとの戦いもありました。

5:オンラインでの「WS企画ー実践ー省察」の体験をしてみての感想を教えてください

オンラインでワークショップをゼロから企画し実施できたという経験が何よりも大きかったです。

最初は本当にできるの?という不安からスタートし、日々グループメンバーと企画を詰めていく中でワークショップを組み上げていきました。いろんなギャップに苦しんだこともありましたが、これほどまでに夢中になれる時間を過ごしたのは久しぶりで、充実していました。

最後まで完全にはうまくいかなかったこともありましたが、やりとげたという達成感が何事にも代えがたい喜びを運んでくれました。

※ギャップ
・感情のギャップ(なんとかなるでしょという楽観的な気持ち vs なんともならないかもという不安な気持ち)
・慣れのギャップ(オンライン/デジタル慣れしている人 vs 慣れていない人)
・仲間とのギャップ(自分 vs 仲間、仲間 vs 仲間)

6:オンデマンド講座とレポート課題はどのように取り組んでいましたか?

<時間の使い方>
コツコツとできればよかったと思いますが、私の場合は一気に集中するスタイルでやっていました。

時間の流れの中ではモードがあります。仕事モード、家庭モードというように。会社があり、家庭のこともあり、複業のこともあり、とやりくりして時間を使っていくのですが、そのバランスの中でどう動くかというのを意識していました。

あらゆることを細切れでやるよりは、この日はWSDの講座に集中すると決めてやったほうが気持ちも没入できました。朝活の時間を利用しながら、頭の比較的冴えている朝の時間帯からエンジンをかけてやることも多かったです。

<レポートを作るスタイル>
講義動画をまずは流してメモを取りながら見て、部分的に再度見直してレポートを書いていました。

7:WSDで得られた学びを教えてください

WSの体系的な学びや、仲間と過ごして得られたことなど学びは数多くありますが、私の中で一番インパクトがあったのは、
【考えすぎずに、前に進んでみる大切さ】です。

2回の実践を通して感じたところなのですが、
心や頭の整理もそこそこに、実践に向けて行動する必要がありました。

一週間でリハをやって、さらに翌週に本番をやって、数週間後にまた別のワークショップの企画をやって、と二回転してわかったのが、学びの速度が桁違いに大きいということです。

最後に学びの総振り返りをしたのですが、そのときに感じたのがE-Learningや座学で学んだこと以上に、実践で学んだことが記憶に残っているし、学びの深さが大きかったのです。

座学で学ぶときは頭で理解しているのですが、実践でやると身体と感情で理解するという感じです。

準備をしっかりとやってから行動するのではなくて、準備はそこそこにとりあえず走ってみて、走りながら考えていくととても遠くまでいけてしまう。

どちらかというと、頭でしっかりと理解してからでないと動けないタイプでしたので、とても印象に残りました。

8:WSDの学びをどう現場に活かしていますか?

直接的には、オンラインサロンのイベントに活かしています。もともとその目的でしたので。

意外だったのは、会社の仕事にも活かせていることです。
会社の会議の在り方を見直したり、
チームメンバー同士の関係性を工夫したり、
場自体のデザインをどうすればいいかを考えたり。

WSDで学んだことはセットで活用できる場でなければ活かせないわけではなくて、ひとつひとつのパーツ自体も日常に活かしていけることを実感しています。

たとえば、「足場かけ」という言葉を口癖のように使うようになったのですが、部下に仕事を頼むときに「ちゃんと伝わっているだろうか」「無理難題になっていないだろうか」と考えるきっかけになっています。

会社員をやりながら活動しているため、ワークショップ自体を実施することは数としては多くこなせません。ですが、WSDで学んだ些細なことを日常に活かし続けることによって、「WS筋トレ」になっているのではないかと思います。