自分に飽きたら
毎日、自分の文章や写真を見続けていると、少しだけ飽きてくる。
他の人の素敵な記事を見ていると、真似をしたくなる。
美しい文章、面白い記事、ちょっとエッチな話。
書いてはみるけれど、真似した文章は、やっぱり何か違うと消してしまう。
書いては消してを繰り返していると、真似している自分にさえ飽きて、また元に戻る。
☆
実生活でも、ふいに、自分に飽きてしまう時がある。
女である自分に飽きたとき、「私って男っぽいところあるんだよね」って言いたくなる。
でも、すぐに「男っぽいってなんだ?」とよく分からなくなり、あきらめる。
そして、「女っぽい」も分からなくなって、まあいいやとなる。
高いところに登りたくなったりもする。
地元のタワーに登って、町を見下ろすと、「お~ほっほ❤️ 下界の者共よ」と思ってみたりする。
すぐに、アホらしくなって、下界に降りていく。
海まで車を走らせる。
海風に髪をなびかせて、カッコつけてみる。
裸足になって、波打ち際に足を運んで、膝下まで浸かり、
大海原に向かって仁王立ちしてみる。
私は、何をやっているんだろう……。
ここまですると、さすがにいつもの自分が恋しくなってくる。
腰に当てた手を下ろし、広い海と空へ、背中越しにサヨナラをする。
いそいそと、車に戻り、途中で海の幸のお土産を買って家路に着く。
いつもの風景、いつもの匂い、すべてに安心する。
玄関に入り、鏡に映る自分を見て、ほっとする。
やっぱり、いつもの自分が一番。
でも、また飽きたら、同じこと繰り返すんだろうなぁ( ̄▽ ̄;)
ま、いいか(笑)
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