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自分に飽きたら


毎日、自分の文章や写真を見続けていると、少しだけ飽きてくる。

他の人の素敵な記事を見ていると、真似をしたくなる。

美しい文章、面白い記事、ちょっとエッチな話。

書いてはみるけれど、真似した文章は、やっぱり何か違うと消してしまう。

書いては消してを繰り返していると、真似している自分にさえ飽きて、また元に戻る。



 

実生活でも、ふいに、自分に飽きてしまう時がある。

女である自分に飽きたとき、「私って男っぽいところあるんだよね」って言いたくなる。

でも、すぐに「男っぽいってなんだ?」とよく分からなくなり、あきらめる。
そして、「女っぽい」も分からなくなって、まあいいやとなる。


高いところに登りたくなったりもする。

地元のタワーに登って、町を見下ろすと、「お~ほっほ❤️ 下界の者共よ」と思ってみたりする。

すぐに、アホらしくなって、下界に降りていく。



海まで車を走らせる。

海風に髪をなびかせて、カッコつけてみる。

裸足になって、波打ち際に足を運んで、膝下まで浸かり、

大海原に向かって仁王立ちしてみる。




私は、何をやっているんだろう……。


ここまですると、さすがにいつもの自分が恋しくなってくる。



腰に当てた手を下ろし、広い海と空へ、背中越しにサヨナラをする。



いそいそと、車に戻り、途中で海の幸のお土産を買って家路に着く。


いつもの風景、いつもの匂い、すべてに安心する。

玄関に入り、鏡に映る自分を見て、ほっとする。


やっぱり、いつもの自分が一番。



でも、また飽きたら、同じこと繰り返すんだろうなぁ( ̄▽ ̄;)


ま、いいか(笑)


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