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【HSK7~9級】第2回HSK7~9級試験 8級合格体験記

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2023年の11月12日(日)にHSK7~9級を中国大連にて受験しました。試験のダメージからも立ち直り、忘れ去ったころに家に成績証明書が届きました。封筒を開けてみるとなんと!判定は「合格」、「レベルは8級」とのことでした。実際の成績はブログの後半に載せています。

今回の記事では合格までの勉強法や私の中国語学習の経歴を紹介していきます。

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HSK7~9級の概要、模擬試験についてはこちらの記事をチェック▼

HSK7~9級受験の感想と出題内容についてはこちらの記事をチェック▼

私の中国語学習経歴

中国語歴はもうかれこれ7年?です。そのうち、中国で過ごしたのは合計3年間。

私が中国語を勉強し始めのは、大学入学後でした。高校三年生時に韓国のアイドルが中国の番組で中国語を歌っているのを見て中国語の美しさに魅了されました。外国語大学の中国語学科を志望し、合格。念願の中国語の世界に飛び込むことができました。

大学三年時には一年間、北京語言大学にて交換留学をしました。留学中には英語の大事さを痛感し、英語学習も始めましたが、その話についてはまた別の記事で話そうと思います。

大学卒業後は大連にて2年間勤務しました。HSK7~9級は大連2年目時に受験。

HSK7~9級を受験した理由

大連から日本に帰ると転職活動をする予定だったので、履歴書に書ける語学力証明書が欲しいと思い、値段は少し高かったですが、受験してみました。

もう一つの理由としては、せっかく大連で2年間働いたのだから、自分の中国語力がどれだけ成長したのか試してみたかいと思ったからです。

HSK7~9級試験対策

勢いでHSK7~9級に申し込んだものの、HSK7~9級の開催は世界中でまだ2回目だったので過去問や対策本も出ておらず、形式や傾向もよくわからないため、「絶対に落ちるやん。お金無駄にしてもた。」と落ち込み、申し込んだことを後悔しました。

しばらく現実から逃れていましたが、このままではいけないと思い、インターネット上で情報収集をしました。

幸い、第1回HSK7~9級を受験された先人たちのブログ記事があったため、試験のイメージができました。

その後、HSK公式サイトにもサンプル問題がアップロードされ、早速解いてみて再度挫折しました。

では、ここから本題の試験対策法について紹介していきます。HSK7~9級に向けて準備する際には、以下のポイントに重点を置きました。

1.傾向分析
2.サンプル問題
3.スピーキング動画撮影
4.日々インプット
5.模擬試験

各項目について以下詳しく書いていきます。

傾向分析


過去試験受験者のブログを読み漁り、出題形式と傾向をつかみました。

サンプル問題


敵を倒すには敵を知ることから。HSK公式サイトではHSK7~9級のサンプル問題が掲載されています。

試験前に解いてみることで、難易度や試験の傾向、形式のイメージができます。

サンプル問題には答えがついていなかったので、italkiで何回かレッスンを受けて先生と一緒に問題を解いたり、分からないところの質問をしたりしました。

やり方としては、サンプル問題を授業前に先生に送信。

リスニング問題は自分で解いてきて、授業中に答え合わせをする。わからなかった単語や表現を質問する。リーディングも同様の方法です。

作文と翻訳部分は飛ばしました。スピーキング部分はレッスン中に本番ぶっつけで音源を聞き、音源に従って即興で3分間話しました。その後は先生からフィードバックをもらい、単語や表現の間違いを訂正してもらいました。

スピーキング動画撮影


HSK7~9級にはスピーキングテストが含まれています。

資料を見ながら話す問題、音源を聴いてその内容について答える問題とどちらもなかなか難易度が高いです。

試験対策時には、ランダムでトピックを選び、即興で3分間話し続けるという練習をしました。動画を撮るまたは録音するというところがポイント!自分で見返すのはすごく恥ずかしいし、落ち込むかもしれませ。

しかし、回数を重ねることでだんだん慣れてきて、自分のスピーキング力を客観的に見ることができるので絶対おススメです!

テスト当日はほかの受験者と同じ部屋で同時に各自のパソコンに向かって話します。他人の声も聞こえてくるし、皆答え終わると自分だけが喋っているというすごく恥ずかしい状況になります。

日ごろから恥ずかしい練習をしていれば、本番でも全く気にすることなく試験を受けられるでしょう。

日々インプット


HSK7~9級出題内容のテーマは多岐にわたります。

自然、化学、科学、テクノロジー、社会、環境問題、歴史、地理etc. 日頃からニュースや本、ドラマ、ドキュメンタリー、ポッドキャスト等様々な媒体で幅広い話題に触れることで試験時にも役立つと思います。

特にリスニングとスピーキングにはすごく影響します。

リスニングで宇宙飛行士の話が出てきたときや、スピーキングで環境問題が出てきたときは自分の語彙力の無さと知識不足を実感しました。

模擬試験


HSK7~9級試験本番の1週間前に模擬試験があります。

模擬試験はパソコンの操作と試験の形式に慣れるためのもので、時間は本番より短めです。

模擬試験に参加したことで、試験のイメージがさらにクリアになりました。

自分の弱点も見つかり、本番までの1週間を有意義に過ごすことができました。

模擬試験に行くのが面倒くさいと感じるかもしれませんが、行っておくことで本番パニックに陥らずに済むでしょう。(笑)

HSK7~9級の成績


こちらが実際の成績証明書です。

結果としては「合格」。レベルは8級でした。

採点基準はよくわかりませんが7割以上くらいで8級なんかな??(知らんけど)

結果はリスニングとリーディングが78点、作文と翻訳が76点、スピーキングが71点でした。

HSK7~9級対策に使用した教材


中検準1級、1級トレーニングブック


HSK7~9級は対策本がまだ出ていないものの、語彙レベルは中検準1級~1級辺りと思ったのでこちらの問題集を解きました。

こちらの問題集は、語彙のレベル的にもHSK7~9級の対策に最適ですが、なんといっても翻訳問題が大量にあるのが推しポイント!(にもかかわらず、全然練習しなかったので反省してます。。皆さんは私と同じようなことにならないように!)

\合格奪取! 中国語検定 準1級・1級 トレーニングブック [リスニング問題編] /


\合格奪取! 中国語検定準1級・1級トレーニングブック 一次筆記問題編/


中国語 四字成語 慣用表現800


この本は四字成語だけでなく慣用句も含まれてります。

スピーキングの時にこういう表現がパッと口から出てくるとカッコいいなという動機でこの本を使用しました。

使用方法としては、音源を聴き、シャドーイングするまたは音読する。

この本をやった後、特にドラマを見てるときに「進〇ゼミで見たことあるやつだ!」状態を体験することが多々あります。

italki 


italkiは4年前から愛用しています!

italkiの良いところはなんといっても!都度払いであることです。しかも、登録・年会費・初回レッスン全部無料!

私は中国語だけでなく英語、スペイン語、韓国語のオンラインレッスンも受けているので費用がかかります。

しかし、italkiでは様々な価格帯の先生から選べることができ、多言語に対応しています。

中国語は4年前からお気に入りの先生とずっとレッスンを受けていて、週に1回ペースで受ける時もあれば、月に1回、数カ月に1回の時もあります。HSK直前は週2回ほどitalkiでレッスンを受けていました。

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サンプル問題


HSK7~9級のサンプル問題はHSKの公式サイトに掲載されています。試験前に実際に解いてみることで試験の傾向と難易度を把握することができました。

汉语考试服务网 https://www.chinesetest.cn/godownload.do

上記のリンクを開き「样卷类」の部分を見ると右の方にHSK7-9級のサンプル問題があり、ダウンロードが可能です。

難易度の感覚と反省点


HSK7~9級を受けてみての感想は、「6級より遥かに難しい!」でした。ですが、リーディング、リスニング、作文のパートは6級に合格している方であればそこまで難しくないかと思います。

翻訳、スピーキングはもちろん6級にないので比べようがないですが、この2つのパートが結構厄介でした。

そしてHSK7~9級の最難関は「時間との闘い」です。というのもHSK7~9級試験は4時間にわたります。(間に30分休憩アリ)

反省点としては、中検対策本を使っていたにもかかわらず、翻訳部分をしっかり対策しなかったことです。

中検対策本には翻訳問題がありますので、試験を受ける前に練習しておくとよいでしょう。

口译の方は、日本語の文章を見ながら中国語に訳していきます。こちらも中検対策本の日本語文を見ながら即興で中国語に訳して口に出すという練習をするのがよさそうです。

また、HSKを受けた後に見つけた教材ですが、「时代」という教材は幅広いテーマがカバーされており、環境問題の語彙など問題を解きながら身につけることが出来ます。

もしまたHSK7~9級を受けることがあればこちらの教材をやりこみます。

あとは、今回のHSKは大連で受験しましたが、暖气がついておらず、極寒の中での受験でした。11月中旬なのでギリギリ耐えることが出来ましたが、もっと服を着こめばよかったと思います。

今後の展望


今後も中国語学習を継続し、2年間の有効期限が切れるタイミングで再度HSK7~9級を受験しようと思います。

それまでの間は先ほど紹介した教材、「时代」をやり込み、普段からニュースをたくさん読んで知識不足を補っていこうと思います。

まとめ


最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今回の記事はHSK7~9級合格体験記と題し、私が実際に受験した際に実践した対策方法や、使用した教材、受験してみての感想や反省点をご紹介しました。

私自身、受験前に他の中国語学習者さんのブログにすごく助けられました。

この記事も今読んでくださってる方は、これからHSK7~9級を受ける方、好奇心で読みに来た方など様々な方がいるかと思いますが、少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです!

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