泡のような日々

開いたアルバムに取り残された私がいた
夢から醒めた頃 きっと此処に帰るんだ
思い出せないことばかりだ 大切にしていたことも
遠く彼方へ流されてしまったの 泡のような日々


どこかで探してきたものには出会えましたか
小さな部屋の中 見つけ出したものは 
もう手に入らない忘れ物
形を変えてく街並みを眺めて 風に吹かれ
また自分のちっぽけさを知るんだ


古びた手帳にはまるで別人の私
あれからどれだけの月日を積み重ねたのか
思い出したいことばかりだ 書き留められない思いも
強く貴方へ伝えられたらいいのに 泡のような言葉


心に隠してきたものは秘密のまま
淡い夕焼け色、影が濃くなっていく 
いつしか気にならなくなっていた
ぽつりとつぶやく独り言 喧噪にかき消され
また自分のちっぽけさを知るんだ


漂って弾ける 間違って泣いてる 
此処だって呼んでる 君が笑っている
嘘だって弾ける 私も笑っている 
泡のように消える


どこかで探してきたものには出会えましたか


辿ればいつでもそこにある愛おしい日々
目を閉じてみるんだ
懐かしさにちょっと甘えたくなる日もあるから
形を変えてく生活を見つめて立ち止まって
また 自分のちっぽけさを知るんだ


また 自分の幸せを知るんだ

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