なかむら

文章を書く練習がしたくて始めました。 漫画・小説・映画・ゲームの事を書きます。

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最近の記事

いきものと暮らすこと

実家は近所から猫屋敷と呼ばれる程で、加えて犬もいて亀もいて金魚もいた。 長崎から山口の大学に進学したのに、1人暮らしの家にはなぜか猫の毛が落ちていた。 長崎から持ってきた高校時代のジャージにたくさん着いていたのだ。 何度も寿命を経験して、 たくさんお別れをしてきたから、いつも終わりを逆算していきものと接してしまう。 人相手にはそんなこと思わないのに、 いきものに対して思うのは圧倒的に寿命の長さに差があって、自分より先にいなくなることが分かっているから。 分かっていながら

    • 一度しか読めない本。『僕愛/君愛』

      『僕が愛したすべての君へ』 『君を愛したひとりの僕へ』 おすすめされて読んだこの2冊。 どちらから読んでも良く、読む順番で感想が変わるという一風変わった作品だ。 平行世界をテーマにした恋愛小説で、主人公の暦(こよみ)の生涯を描く。 暦の両親は離婚しており、母親に引き取られた世界線が『僕愛』、父親に引き取られた世界線が『君愛』である。 わたしは『僕愛』→『君愛』の順番で読んだ。 平行世界に行ける設定などがなかなかに難解で、「そういうものなんだ」と割り切ることが出来ない人

      • 媒体。『medium 霊媒探偵城塚翡翠』

        ※ネタバレしてます。 大人の読書感想文、記念すべき(わたしにとってはね)第一号は相沢沙呼氏著の『medium 霊媒探偵城塚翡翠』だ。 「メディウム」と読み、この小説は第20回本格ミステリ大賞を受賞している。 「すべてが、伏線。」というミステリ小説では最強の見出しが興味をそそられる。 近々ドラマ化もされるらしい。 読みはじめてまず思ったことは、キャラ設定がすんごい。 というのもタイトルにもなっている登場人物、城塚翡翠(じょうづかひすい)は”美少女”であり”死者が見える霊媒師

        • 読書感想文を書きたい

          小学生のわたしは読書感想文が大の得意だった。 高校時代はセンター試験(共通テストの前身)の現代文の成績は良く、答えなんて問題文の中に書いてあるじゃん。とか言うなんか嫌なやつだった。 いま思えば読書感想文は文章を書くのが得意なのではなく、先生が求める答えを指定図書の文中からいち早く見つけるのが得意なだけだった。 現代文は「作者の意図を答えなさい。」という曖昧な問題文から先に読み、出題文の該当箇所だけを流し読みして答えを抽出していた。せいぜい4択しかないんだから外しようがなかっ

        いきものと暮らすこと