無料WiFiの危険性と対応策

コロナの影響でテレワークが増える中、カフェなどで仕事をする方も増えたのではないでしょうか。
その時、無料で使えて便利な無料WiFi使うこともあると思いますが、実はその無料WiFiは危険が潜んでます。。

今回は、無料WiFiがなぜ危険なのかと公衆WiFiを少しでも安全に使う方法など対応策に触れていきます。

無料WiFiとは

まず、無料WiFiとはよく駅やカフェなどにある無料で使えるWiFiの事ですね。
無料WiFiを提供してるのは契約してる携帯キャリアやお店などです。
通信速度も遅くは無いので、無料でWiFi使えるとなるとネトフリとかYouTubeとかいろいろ低速を気にすることなく見れるので最高に便利です。
ですが、無料で不特定多数の人が使うのでセキュリティ面の対応が難しく、セキュリティが弱いことが弱点です。

無料WiFiが危険な理由

なぜ不特定多数の人が使うとセキュリティ面の対応が難しいかというと、

「同じネットワーク内にいる」

からです。
そのため、無料WiFiのネットワークの中に悪い人がいた時に同じネットワーク内にいる人たちの通信を盗んだりできてしまうんです。
おそらく分かりにくいと思うので、例えると、皆さんのお家には玄関に鍵がかかってますよね。玄関を開けることが出来れば家の中に入ることが出来ますが鍵を持っていない人は家の中に入ることができません。なので、家の中は外と切り離されているので、家の中で銀行口座の番号とか秘密のこととか話していても家の外の人に漏れる心配はほとんどありません。
でもある日、悪い人が鍵をどこからか入手してきて家の中に入ってきたとします。そうしたら家の中で銀行口座の番号とか秘密のこと話していたらそれを悪い人に聞かれて悪用されてしまう可能性があります。
無料WiFiを使うっていうことは悪い人が家の中にいるという状況と同じです。

WiFiを使う時にパスワードを求められることあると思いますが、あれがいわゆる「鍵」です。
悪い人でもパスワード(鍵があれば)を知っていれば、ネットワーク(家の中)に入れます。
なので、その悪い人がいるネットワークの中で大事なお客さんとの情報をやり取りしていたりすると盗まれてしまう可能性やPCなどに悪いウイルスを植え付けて遠隔操作したりできてしまう可能性があるのです。
ウイルスを植え付けられてしまったPCを会社や家にに持ち込んで、それぞれのインターネットに繋いでしまうと会社や家のネットワークに繋がってる機器にウイルスを繁殖させたり、通信を盗んだりなどさらなる被害にも繋がってしまいます。

無料WiFi使ってる人がみんないい人ならこんな事起きないのですが、不特定多数の人に使ってもらうことを目的にしてると、悪い人だけ弾くみたいなこともできないのでどうしてもセキュリティが甘くなってしまいます。

なりすましのリスク

またwi-fiの名前をなりすまされるリスクもあります。
例えば、「tomato_Wi-Fi」というwi-fi名があったとして、tomatoさんが本当に店でお客さん向けに提供している無料Wi-Fiならまだいいのですが、悪い人が全く同じ「tomato_Wi-Fi」という名前でwi-fiを誰でも使えるようにしていると名前が一緒なので接続したら、悪い人に情報盗まれてしまうなんてこともあり得ます。

こういったリスクがあることから、無料WiFiは危険な場合があります。

無料でできる公衆WiFiの危険性を下げる方法

これまで無線wi-fiが危険とたくさん言ってきました。
無料WiFi使わないで自分の通信を使うというのが、1番理想ではありますが、自分のWiFiの充電が切れてたりなど、外出先でどうしても使いたい!って言う時はあると思います。
その時に少しでも無料WiFiで安全な通信をするためにできることを無料バージョンと有料バージョンで書いていきます。

対応策(無料バージョン)

まずは無料バージョンから。

  • 鍵付きの無料WiFiにのみ接続する

  • HTTPS通信のURLのみ利用する

  • 自動接続モードを外す

鍵付きの無料WiFiにのみ接続する

これは、WiFiを接続する時にしたよ様な画面になると思いますがその時に「鍵マーク」がついてるものを選んでください。

これは、「インターネットのやり取りを暗号化しますよ」という意味です。
例えば先程の例で、自分の家がアメリカの家庭で普段の話し言葉も英語だったとして、家の中に英語が全く分からない日本人の悪い人が入ってきたとしても、話し言葉が英語なので悪い人は「何言ってっかわかんない」ってなり情報を盗むことが出来ません。

こんな感じで、インターネットのやり取りを盗まれないように暗号化しますよって言うのがこの鍵の意味です。
なので、この鍵が付いてるものであれば少しは安全に通信ができます。

HTTPS通信のURLのみ利用する

HTTPS通信は「通信が暗号化されてますよ」っていう通信のことです。
さっきの鍵付きマークのWi-Fiみたいなものです。
どうやってHTTPS通信なのかを判断するには下記の写真の黄色マークでぐるぐるしてあるようにこちらもURLの横に鍵マークがついているかいないかで判断できます。

この鍵マークがあれば多少は情報を盗まれる危険性は下がります。

自動接続モードを外す

過去に接続したWi-Fiをすぐに接続できるように自動で接続するような設定がスマホなどではできますが、そのモード外すということです。家に帰ってきてYouTube見まくっていたときに「あ!Wi-Fiつけ忘れた!」ってなったときに、確認したら、「お、ついてるじゃん」ってなる最高に便利な機能です。
ご経験ある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これとても便利なのですが、例えば取引先と大事なやり取りを外出先でやっている時にふと前通ったカフェがありそのWi-Fiに自動接続されてしまっていて、そのカフェにいた悪い人に情報盗まれてしまう。なんてことが起きかねません。
そのため、無料Wi-Fiなどの自動設定はオフにしておき、家のWi-Fiなど安全だと思うものだけ自動設定オンにしておくと少しは安全になるかと思います。

以上が無料バージョンのやり方です。
ちょっとめんどくさいかもしれませんがやってみてください。
でもめんどくさいなって人は有料ですが対応策があるのでそちらを試してみるのものアリかも知れません。

対応策(有料バージョン)

ということで、有料バージョンを見ていきます。

  • VPN接続する

VPN接続って初めて聞いたことある人もいるかと思いますが、簡単に言うと自分の部屋のドアに鍵をつけるイメージです。
「家の中」という点では、自分の部屋もその家の中にありますが、自分の部屋に鍵をかけることで「鍵を持ってる自分だけ」が部屋に入ることができます。
そのため、悪い人が例え家の鍵を持っていて家に入ってきたとしても自分の部屋には別の鍵があるのでそれが盗まれない限り悪い人は自分に悪さができないのです。
家の中ではありますが「自分だけのプライベートな空間」を作ることをVPN(仮想ネットワーク)と言います。
インターネットの世界でも同じように、同じネットワーク内だけど鍵を持っている人しか入れないネットワークを作り、そこで通信することで情報を盗まれないようにする、このVPNの技術を使うと、完全にではないですが無料Wi-Fiを使いながら安全な通信ができるようになるかと思います。
最近ではiPhoneでもVPN設定できるようになったのでできる方は試してみてください。
VPNサービスはたくさんあるので調べてみて自分に合ったものを選ぶのもありです。
法人の場合はVPNルーターを事務所内に設置して接続すれば外出先からでも事務所内のサーバーを見に行けたり、いつでもどこでも事務所内の環境を構築できるので業務効率上がるかもしれません。

まとめ

無料Wi-Fiは危険性はありますがとても便利なサービスです。
なので使うこともあると思いますが、使う際には今回書かせてもらった無料バージョンでの対応するとリスク下げられます。
もっとセキュリティ強化したい!というのであればVPNなど有料バージョンでの対応を検討するのもアリかも知れません。
なにはともあれ危険があることを知ってもらって、少しでも安全に無料Wi-Fi存分に楽しんでもらえれば嬉しいです!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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