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「47都道府県制覇まであとひとつ」帰る場所、福岡があるから旅をする

ーー旅を仕事の1つにする。旅先の経験をコンテンツ化する力と発信力を磨く、3ヶ月間。それが、TABIPPOが運営するトラベルクリエイターコース「POOLO JOB」です。

今回はPOOLO JOBの2期生として、旅を副業にするスタート地点に立つトラベルクリエイターコースを受講しているすずなさんにお話を聞きました。47都道府県制覇まであとひとつというほど旅が好きで、帰る場所である地元の福岡県もすごく大切にしていると語るすずなさん。

「旅が趣味だ」「いつか47都道府県を制覇したい」「地元が好き」そのように思っている方は、ぜひご覧ください!

すずなさん 
福岡県出身・在住。新卒で印刷会社に就職し、主に営業を担当。その後転職し、現在はスケジュール管理や社内外調整などをする事務として働く。趣味は、読書や週末に旅に行くこと。旅好きが集うTABIPPOが運営する、POOLO JOBに2023年秋から2期生として参加。

家族旅行が多かったから、旅が好きになった

青森県 | 田舎館村

ーーはじめにPOOLO JOBに参加した理由を教えてください。

参加した理由は大きく2つあります。

1つ目は、ポータブルスキルを身につけたいと思ったからです。キャリアを考えたときに、業種や職種が変わっても活用できるスキルを身につける必要があると感じました。現在は、スケジュール管理や社内外調整などをする事務として働いています。業務の中では、テキストで連絡を取ることが多いです。そのときに対面ではなく、テキストならではのコミュニケーションの難しさを痛感した経験がありました。もともと文章を書くことに苦手意識があったのもあり、仕事で生かせるようなライティングのスキルを強化したいと思いました。

2つ目は、旅が好きだからです。子どものときから家族でよく旅行していました。大学生になってからも、友人と旅行する機会がたくさんありました。学生時代から換算すると、47都道府県のうち46都道府県を訪れました。まだ行ったことがないのは富山県です。ただ実は富山県にも今度行くことが決定したので、47都道府県をついに制覇することになり、今からすごくわくわくしています。

47都道府県制覇まであとひとつ

栃木県 | 大谷資料館

ーー富山県を訪れると、ついに日本47都道府県を制覇することになるんですね!社会人としてフルタイムで働きながら、どのように旅をしているのか気になります。

振り返ってみると、社会人になってからほぼ毎週末どこかに旅行しています。飛行機や宿の予約、パッキングなど、準備や計画を前もって綿密にするタイプではないんです。直前になってあわあわしながら、なんとか終わらせることが多いです。ただ旅を最大限に楽しむために、大切にしているマイルールが3つあります。

1つ目は、スケジュールを決めすぎないことです。予定外のことが起こるのが旅だと思っているので、行きたい場所をピックアップしつつも、予定を固めすぎないようにしています。

2つ目は、おすすめの場所や飲食店を現地の方に聞くことです。そこで暮らしている人たちが持っている生の情報は貴重です。実際に聞いてみると、丁寧に教えてくれる方が多いことも嬉しいです。

3つ目は、好きな服を着ることです。私のテンションを上げるもののひとつです。そのため限られた荷物量の中で葛藤しながらも、どの服を持っていくかにこだわるようにしています。

ーー旅のマイルールがあることがすごくいいですね!今まで訪れた都道府県の中でも、一番印象に残っているところはどこですか。

どの都道府県にも魅力的なところがたくさんあって、どれかひとつを挙げるのは正直難しいです。食べ物だったらここ、自然だったらここ、観光地を巡りたいならここ、など色々なジャンルでおすすめしたい場所があります。

でもあえてひとつ挙げるとしたら、都内からもアクセスしやすい栃木県をおすすめしたいです。まず世界遺産でもある日光東照宮が、印象に残っています。白い装飾がふんだんに施された姿を目にしたときは、想像と違っていたのでとても驚きました。

またおすすめしたいのが、大谷資料館です。この施設は石の地下採掘場の跡地です。入り口から地下へ続く階段を降りると、ここが日本であることを疑ってしまう、まるで地下神殿のような空間が広がっています。異国感を強く感じるので、ぜひ訪れてほしいです。

「素の自分」と「何者でもない自分」

福岡空港

ーーほぼ毎週末どこかに行くほど旅好きでありつつも、地元である福岡県をとても大切にしている印象を受けました。

そうですね。たくさんの旅先を訪れるようになって、今自分が住んでいる福岡県のさまざまな側面に気づくようになりました。今まで自分の周りに当たり前のように存在していた、そこにある食べ物や空間、そこにいる人たちに目が向くようになったんです。

例えば福岡県の飲食店に行ったとき、その空間の心地よさを感じることがありました。順番待ちの列があるようだけど、ウェイティングリストに名前を書いたほうがいいのかわからず迷っていました。すると、前に並んでいた人たちがどうすればいいか教えてくれました。このように人の温かさを改めて実感することが多くなりました。

ーーすずなさんにとって福岡県とはどのような存在なのでしょうか。

福岡県には、私をよく知っている人がたくさんいて、私の居場所はここだと感じます。一方で旅先では、当たり前なのですが、誰も私のことを知りません。だから何者でもない自分でいられるんです。こうあるべきという自分から解き放たれているように感じます。

日常生活の中ではやはり無意識に「こうしなきゃ」とか「ああしなきゃ」に囚われていることもあるんだと気づくんです。その囚われている自分に気づく瞬間が、旅先で結構起こるんですよね。また、自分の新たな側面を自分で見つけることができるとも感じます。こんな自分もいるんだと、普段見えていなかった自分の側面がひょこっと顔を出すことがあります。そのアンテナが立っているのは、旅先だからこそなのではと思うんです。

このように、私にとって福岡県は居場所であり帰ってくる場所です。どこに旅に行ったとしても帰る場所があるから私は大丈夫だと思える、そんな存在です。

最後に

ーーPOOLO JOBの終了後はどうありたいと考えていますか。

POOLO JOBの期間は3ヶ月で、あっという間に1ヶ月半が経ったように感じています。このままだとすぐに終了してしまうのではないかと危機感を覚えています。

継続課題の一つであるSNS投稿は、習慣がもともとあるタイプではなかったので、毎日投稿することは難しいと思っていました。でも蓋を開けてみると、意外に毎日投稿を継続してできているんですよね。noteの執筆課題も月に8本あります。最初は800字だと文字数として多いと感じていたので、書けるのか不安でした。今は、800字だったら意外と書けるなって思っている自分がいるんです。もともと書くのに苦手意識があった私にとって、これはすごい変化だと思います。

文章を書くだけではなくて、伝わる文章を書くスキルを、今後はもっと磨いていきたいです。3ヶ月後の自分は、SNS投稿とnoteの執筆をもっと楽しめるようになっていたらいいなと思います。相手に伝わる文章を書くには、相手の立場になって考えることが、第一ステップとして非常に重要です。相手と自分の持っている前提が違うからこそ、そのギャップを埋めるツールの一つとして文章や言葉が存在するのかなと思います。削りすぎずボリューミーにしすぎず、いかに必要な情報だけを伝えていくかその力も身につけていきたいです。

POOLO JOBが終了した後は、新しいことを学ぶ熱量やモチベーションをできるだけ継続させたいと考えています。だから資格や写真の勉強をしたりと、POOLO JOBで学んだことから派生する、自分の好きや興味関心があることをさらに追求できるような環境に身を置きたいです。


47都道府県制覇まであとひとつ。もちろん旅が好きだけど、居場所であり帰ってくる場所でもある福岡県もすごく大切にしていると語るすずなさんの姿が印象的でした。帰る場所があるからこそ旅はより一層楽しめる、この取材を通してそんな風に感じました。

ライティングスキルを身につけたい、発信力を強化したい、何より旅が好き。そういう方でもしPOOLO JOBに参加するか迷っていたら、ぜひ一歩踏み出してみてください。


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