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2022年、SNSを辞めるという決断

私は2020年、たまたまYouTubeで聴いた西野亮廣氏の「若者はfacebookをやった方が良いよ」という一言をきっかけにSNS(facebook)を始めた。


facebookで僕が学んだ事は、SNSのコミュニティ要素についてだ。

facebookは、twitterやInstagramといった拡散型メディアと違い、繋がれるユーザー(友達)は5000人までという制限を設けている「非拡散型でコミュニティ性の強いSNS」である。

ここでは、沢山の人にリーチすることよりも個々のユーザーと積極的にコミュニケーションを取って関係性を強くしてゆくことが求められる。

この「バズの無いSNS」は一見、「手間が多い割にリターンの少ないSNS」に感じるかもしれないが、そんなことは無い。

自分は今、スタエフ(音声メディア)で主に発信しているが、その時、真っ先に聴きにきてくれるのはいつもfacebook時代に関係性を築いた方達だ。

facebookでは、こういった教訓を得ながら、グループ運営など様々な新しい挑戦が出来た。

そして、次に始めたのは、twitterだ。

この決断には、自分の中で確かにfacebookで学んだことは多いけど、少し「拡散」を狙いたいという正直な気持ちがあったことが理由だ。

しかし、自分はこの改革を早々に切り替えることになる。

それは、「バズ」と自分が発信したいことのバランスが崩れてきたからだ。

結果的には、「自分じゃなくても発信出来るようなこと」を毎日発信するようになっていた。

また、twitterの論破合戦のような風潮にくだらなさと先の無さを感じたのも大きな要因だ。

そのような経緯を経て、今度はInstagramに移る。

Instagramでは、文字メディアであるfacebookやtwitterよりも表現の幅が広く、オリジナリティを活かせるクリエイティブなメディアだ。

しかし、ここでも「バズ」とのバランスやInstagramならではのデザイン性に苦闘した。

Instagramで人気のインフルエンサーの発信は非常にカラフルでデザインの作りこみに余念が無い。

そうなると、自分も次第にデザインにも力を入れるわけだが、それだと自分の本来の強みである文章を使った表現に割く時間が減り、配信までに時間がかかった。

そうしている内に体に負荷を掛けながら発信するようになってしまったのだ。

自分にデザインの才能があればこんなに苦労はしないのかもしれないが、そうでは無い私にこの労働は酷だった。

また、Instagramのあの狭い幅に沢山の文章を送り込むのには無理がある。

すると、文章という文章もほとんど入れられないまま自分の強みも狭めてしまった。

勿論、これはInstagramが悪い訳ではない。

単に自分という長文で発信したい人間と相性が悪かっただけである。

そうしている内、自分はこのSNSというゲームを降りることにした。

しかし、これを自分はネガティブに捉えてはいない。

何かを辞めるということは、その分新しい事にトライする時間を設けることだからだ。

この二年間SNSで発信してきたことはきっと無駄にはならない。

ここで得た経験やスキルを次の時代への挑戦に生かすだけだ。

私は今、新しい時代のメディア音声配信「スタエフ」と文章の発信にすべての時間を割けるこの「note」を新しい時代への挑戦の第一歩としている。

新しいメディアと自分の強みを最大限生かせるメディアから、私の新しい時代への覇道を歩み始めてゆきたい。




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