自分の特性を活かすか(日本語を使った仕事をすべきかの話)

日本にいて英語が話せると給料が100万円は多くなると思っている(個人の感想です)。日本人が英語が苦手であるが故に、そのレベルで?っていう英語でも仕事に就けてる人をたまに見かける。そしてそれは個人の特性と呼べるわけだ。私もイギリスでワーホリして英語上達したので、帰国後結構すぐに有名な外資系2社からオファーをもらえた。

翻って今の私 in North Englandの厳しい就職戦線。頭の中で考えることは「どうしたらインタビューまで行けるのか」「どうやって最後の一人となりオファーをもらうのか」しか考えられない。特に「最後の一人」問題は結構深刻だと思っていて、何かすごく貴重なスキルの組み合わせがないと厳しいのではないかと思っている。日本にいた時を例にすると、「分析が得意」「人の扱いがうまい」「ビジネス英語が話せる」というのが私のスキルの組み合わせだとすると、3つが全部揃っていて且つ仕事を探しているという人はそんなに多くなかったのではと勝手に思っている。でも、イギリスでは最後の「英語が話せる」はスキルとカウントはできるが、絞り込み条件としては全く役に立たない。となると、英語ではなく母語である日本語を活かすか、となるわけである。

結論を言うと、私は全然ありでしょ、と思うに至った。そりゃあ、現地企業で日本語とか関係なくバリバリやれたらかっこいいでしょう。私も憧れますよ。と同時に、「日本語を活かす」ということが必ずしも「日本語さえ話せればOK」という話とは違うということも理解している。私は日本で14年間小売・メーカーと消費財を扱ってきて、日本市場や業界のことはそれなりに理解している。それは、「日本語が話せる」というだけでは得られないプラスアルファだ。その経験をそのまま使いまくれる仕事はおそらく北部イングランドにはほぼ皆無なのだけれど、例えば職歴のないライバルや日本で働いたことのない日本語話者には勝てる材料にはなるはずだ。件数は少ないけれど、狙いは定めやすいと考えれば、無職でいる期間が長くなるよりさっさと内定をもらった方がいいだろうと思う。(毎度言うけれど、ロンドンだったら件数は全然ある)

ただ、日本語話者を探しているからと言って、日本語さえ話せれば誰でも良いわく、前にも書いた通りさらにそこに自分の専門性がなくてはならない。(まあ、日系企業によってはイギリスにいながら中身は日本のまんまということもあるので、問題ないかも?よく知らんけど)