型取りの儀式

おそらくこれまであなたが受け入れたどの男のものよりも、
一際大きな私のものが今、
あなたの中の奥深くに入っている。
私はそのまましばらく動かずに、
私のものを包んでいるあなたの中を感じている。

あなたの中がじんわりと熱く湿り、
私のものをじんわりと包み込みながら、
次第に私の形に馴染んできて、
私の前の男の形から、
私の形に合わせるように急速に変化してくる。

これまでの男たちのものよりも、
私のものが大きいから、

これまでの男たちの愛情よりも、
私の愛情の方が深いから、

あなたの中は私の形に、
一寸の隙間もなく合わせてきてくれる。

それは型取りの儀式。

しばらくじっとあなたの中にいて、
あなたが心身ともに私の女になる時間。

そしてその形が完全になった時、
ゆっくりと私は前後に腰を動かし始め、
あなたの中で暴れ出す。

その頃にはすっかり私の形になったあなたの中は、
もう私がどんなに暴れても、
激しく動いても、
余すことなく受け入れてくれる。

型取りの儀式を厳かに終え、

もうあなたの中は、
私のものでしか感じない。

あなたの心は、
私の愛にしか感じない。