青葉

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青葉

https://mixi.jp/show_profile.pl?id=27073218&from=account_menu 男と女の物語を長くmixiで語ってきましたが、こちらでも別の形で表現しています。

最近の記事

心の重さを広い心で受け止めて

幼子が親の背中に背負われて いつしか眠りに落ちてしまうと、 その体重が親には重く感じてしまうという。 眠って体重が重くなるなどあり得ないから、 その広い背中にすべてを任せた安心感がもたらす、 子供の心の重さが乗っかるからだろう。 恋に落ちて心を奪われると その人のことばかり想うようになって、 自分の気持ちが相手にとって、 重過ぎたりしないかと心配になることもある。 恋は時に恋する方もされる方も、重荷となる厄介なもの。 しかし恋人が心の広い人ならば、 そんな重さも簡単に

    • 後ろから守りたい

      男は女を守ろうという本能をもっている。 だから後ろから抱きしめる時、前からとは異なり、 自分の腕で包み込んでいるような心持ちとなり、 そして自分が守らねばという保護欲をくすぐられる。 男は女を犯そうという本能をもっている。 だから後ろから抱きしめる時、前からとは異なり、 自分の腕で捕らえたという心持ちとなり、 そして自分の思うままにしたいという独占欲をくすぐられる。 だから、私もあなたと交わる時、 あなたと後ろからしたくなる。 その体位は、女にとっても、 男に獣のよ

      • 二人の持ち物

        男と女が共に靴を脱ぐ場面は、 たとえば居酒屋の個室。 靴を脱いでしまうと、いささかくつろぎやすく、 さらにおいしい料理とお酒と会話を堪能して帰る時、 玄関に靴がそろえて並んでいるのを見ると、 小さな女の靴が大きな男の靴に寄り添うように並び、 それがなにか艶かしく、 あたかもベッドの上で 裸体で横たわる男と女みたい。 ホテルの一室に入って再び靴を脱げば、 ことが終わるまで不要となる靴は、 扉付近で仲よく2足、並んでいるしか無く、 その場で二人の絡み合う姿を眺めている。 二人

        • 一線を超えた関係

          男と女が初めて体を許し合うことを、 一線を越えるという。 男に口説かれ自らの体を男に許すどうかを逡巡し、 その一線の手前で立ち止まる女。 その時のその線は、 糸のように細く切れそうなのか、 荒縄のように太く容易には切れないのか。 ほんの少し足をあげるだけで超えられるのか、 高飛びの棒のように目よりも高く立ちふさがっているのか。 女の心理でその線はいかようにでも変り、 越えようとしたのに、 吊るされた線の上に乗り、 綱渡りのようにゆらゆらとしてしまうこともあるだろう。

        心の重さを広い心で受け止めて

          あなただけでいい

          大好きな人にもし、 「あなたがいい」と言われたなら、 嬉しい気持ちとともに、誰かと比べられているのかなという少しの不安感も伴ってしまいかねない。 でもその前にあなたが「他にもいい女がこの世にいっぱいいるから、私なんて」という言葉を言っていたならば、 「あなたがいい」という男の答えは、まさにまっすぐにあなたの心を射止めるだろう。 大好きな人にもし、 「あなたでいい」と言われたならば、 嬉しく想う言葉など微塵も感じず、むしろ誇りを傷つけられるほどの衝撃となって響くことに

          あなただけでいい

          あなた色々

          色鉛筆セットを買ってもらった時の ときめきを覚えているかい? 24色、36色、72色。 たくさんあるセットであればあるほど、 心はときめいて鉛筆を手にする前から心の中に思い描く絵は きらびやかな彩りに染まっていた。 けれど、 どんなにたくさんの色鉛筆よりも、 実際に自分が目にする世の中の色は、 あまりにも多すぎることを次第に知っていく。 数えきれないほどの色に世界は溢れているというのに、 シアン、マゼンダ、イエロー、ブラックの掛け合わせで、 ほとんどの色を再現できてしま

          あなた色々

          駅のような存在

          駅はその土地の玄関口で、 その場所の風情、情感を代表する存在だから、 男と女が初めて会って一目惚れするように、 旅人がまずその駅に降り立って感じる旅情の重要性を考えれば、 駅のたたずまいをおろそかにしてはならない。 駅は様々な物語の舞台となり、 出会いの場所であり、人生の象徴ともなり、 誰もが自分の住んでいる町の駅とは別に、 大切にしている駅がある。 たとえばとっても大切な人に初めて会った場所も 最後に別れた場所も駅であることはよくあることで、 何年かたってその駅を再び

          駅のような存在

          あふれる想い

          心を静かに整えるために、 ひとり静かに「瞑想」しているのに、 いつの間にか「瞑想」は「妄想」に変わっている。 脳裏の中に、 あなたの艶やかな裸体と めくるめく激しい情事を「回想」し、 さらに奇想天外な「空想」を膨らませ、 あなたとの淫らな「幻想」に浸り、 今度会ったときは、 こんなふうに抱いてみたいと「構想」する。 そしてあなたに会えてあなたを抱いた時、 「予想」通りあなたが乱れて終わった後は、 私に向かってあふれるほどの 「愛想」をふりまいてくれる。 あなたとの情事の

          あふれる想い

          嵐のように抱きしめて

          嵐の夜に一人静かに目を閉じて耳をすませていると、 いろんな音が聴こえてくるようだ。 激しい雨が地面に当たる音、 吹きすさぶ風が建物を通り過ぎる音に混じって、 魔物が騒ぐ音、妖怪が戯れる音、あるいは、 女がすすり泣く音まで聴こえてきそう。 そんな嵐の夜には、 どこにも行くことができず、 誰も訪れることもないから、 もしあなたと二人で一緒に過ごせるなら、 テレビも消して、電気も暗くして、 浮世から断絶したような気分に浸りたい。 あなたがどんなに大きな声を出そうとも、 激しい

          嵐のように抱きしめて

          障害を乗り越えて

          順風満帆な男と女であればあるほど、 ほんの少しの挫折やつまずきでも、 たちどころにおかしくなってしまうこともある。 仕事も恋も、 いろんな課題や障害にぶつかって、 それの時考え抜いて、我慢して乗り越えるからこそ、 そのあと大きな成果となって現れる。 しっかりと準備と段取りをして 必ずうまくいくと信じていたのに、 無能な上司の采配ミスで それまでの苦労が水の泡になる。 お互いに会いたくても タイミングが合わない日々が続き、 ようやく会える約束ができたのに、 不可抗力の出来

          障害を乗り越えて

          自慢の恋人

          人は誰もが密かに自慢したいものをもっている。 それはたとえば、 子供のときに集めて大切にしまっている趣味の宝物、 素肌の上に身に纏うこだわりの下着、 秘密にしておくものもあれば、 みんなに見せびらかしたいものもある。 みんなに見せびらかしたいけれども、 そしたら誰かに穫られてしまいそうだから、 やむなく内緒にしていることもあるだろう。 それは恋人にもあてはまる。 あんな綺麗な女を彼女にしているなんて、 あんなかっこいい男を彼にしているなんて、 友人からみれば、 垂涎

          自慢の恋人

          過ぎれば過ぎるほど

          「美しすぎる」、「かわいすぎる」などの 「すぎる」という言葉をよく耳にする。 これは一定の水準、基準を超えることを 高く評価してはいるようだが、 言外には皮肉めいた意味も込められているよう。 「過ぎたるは及ばざるが如し」ということわざがあるように、 何事も頃合いというものが大切。 しかし、男と女の場面においては、 過ぎることはむしろ歓迎すべきこと。 あなたが私にいつも言う。 「大きすぎて、激しすぎて、凄すぎて、もうだめ」 私はあなたにいつも言う。 「いやらしすぎて、乱

          過ぎれば過ぎるほど

          今夜の献立

          あなたが毎日食事を作るなら、 今夜の献立を何にしようと日々悩むだろう。 スーパーに行って今日の特売の食材を選ぶのか、 今が旬の食材を選ぶのか、 あるいは何となく食べたいものを選ぶのか。 いずれにしても 買った食材をいそいそと自宅に持ち帰り、 自分のために、 あるいは大好きな人のために、 夕食の支度をする女。 その姿はきびきびとして、清らかで、 味見をして浮かべる笑顔を見る男がいたら、 その後にいただく食事もさぞかし美味しいだろう。 そして、 私があなたを毎日抱けるなら

          今夜の献立

          嘘でもいいから?

          どんなに狂おしく淫らに愛しても、 どんなに激しく抱いてあげても、 どんなに乱れさせて、汗まみれにさせても、 ことが終わり、 余韻のひとときの時間が流れて、 再び服を着て帰り仕度を始めれば、 それまでの姿がまるで嘘のように、 あなたはみるみるうちに元の姿に戻っていく。 すべて準備が整い、私の前に立つあなたは、 私が乱暴に剥ぎ取った服も、 乱れに乱れた髪の毛も、 満開の桜のように紅潮した肌も、 まるで嘘のように、綺麗に整えられ、 私に見せる笑顔も、いつもの笑顔に戻っている

          嘘でもいいから?

          この両腕いっぱい

          両腕いっぱいに野菜や果実をかかえて、 笑みを浮かべている農夫がいたら、 その目には彼を嬉しそうに眺めている 家族や仲間が写っているだろう。 両腕にいっぱいに書類をかかえて、 切なそうにしている会社員がいたら、 その目には彼に厳しそうに指示を飛ばす 非情な上司が写っているだろう。 両腕にいっぱいにおもちゃをかかえて、 はしゃいでいる子供がいたら、 その目には楽しそうに一緒に遊ぼうと 駆け寄ってくる友達が写っているだろう。 両腕にいっぱいに花束をかかえて 緊張している少年が

          この両腕いっぱい

          四季のふくらみ

          あなたを静かに抱き寄せると、 少し斜めにあなたの体が近づいて、 最初に右の乳房が私の胸に当たる。 私の固い胸板に その柔らかい膨らみが当たってつぶされて、 私はその感触に、 春の日だまりに包まれ咲く花を思わせる。 そしてあなたの背中に手を回し、 ぐいっとこちらに引き寄せると、 今度は左の乳房も私の胸に当たり、 私はその感触に、 夏の青空の下を気持ちよく飛ぶ鳥の気持ちになる。 しっかりと抱き合って、 あなたの二つの乳房が私の胸板につぶされ、 あなたの両腕が私の首元に絡み付

          四季のふくらみ