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男と女のロスタイム

試合の時間が過ぎても、
まだロスタイムがあって、
それが長いのか短いのか
その時の状況次第で変わる。

朝、目覚まし時計が鳴り、
まだもう少し寝ていたいと思った時、
スヌーズ機能がちゃんとあって、
もうあと5分、10分と、
安心してまどろんでいられるひとときは、
とっても心地よい。

時間にゆとりを持って行動できるのは大人の証拠で、
そんな短い二度寝ができるゆとりがもてるのも、
余裕をもった時間に
目覚まし時計をセットしているからこそ。

たとえどんなに限られた時間でも、
ことが終わったら、
あくせくと仕度をするのではなく、

まだもう少しいっしょにいたい、
と互いに想う気持ちを持ち合える
ゆとりの時間がほしい。

あなたの中でいってしまったけれど、
すぐに抜かないで、もう少しその余韻を楽しみ、
重なった肌と肌の間ににじんだ汗が引くまでは、
くっついていたい。

枕元にある時計を見て、
もうこんな時間かと思っても、
まだもう10分、20分はゆとりがあると同時に考え、
その最後のひとときを楽しみ合えるなら、
別れた後もずっと良い余韻を、
互いの体と心に残していられるだろう。

もう終わりかと思ったけれど、
もう少し時間がある。

そんな嬉しさを感じられる、
男と女のロスタイム。

しかし、それはロスではなく、
幸せのおまけの時間。

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