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ランドセルが届いたら、娘の心が成長した。

待ちに待ったランドセルが届いた。
選ぶのにそれはもう大変だった。。。

その話はまた。で、待望のキラキラがたくさんついた水色のランドセル。
開封の儀式を行い、動画を撮り、パパと外で写真を撮り、一通りランドセルを満喫。
4月までは、ほこりをかぶりそうなので、しまっておくことにした。

次の日。
娘が「今日は一人で保育園行くから、ママは後ろからついてきて!」
え?なんで?どうした?

そうか、ランドセルが届いたから小学生になる実感がわいてきたんだな~と思い、「わかった」と娘の後ろについていった。

エレベーターを降りて、マンションの玄関の重いドアを開けて…
いつもは開けて待ってくれるのに今日は目の前で閉められてしまった。
一人で行くとは言ってたけど、ママの存在まで消さないでほしい。涙

…と思いながら、トボトボ後ろをついていった。
そして、最大の難関に差し掛かる。道路の横断だ。

保育園に行くには、信号も横断歩道もない道路を渡らなくてはならない。
一人で渡れるのか…。
これまで渡る練習は何度もしてきたから大丈夫だろう。

しばらく様子を見ていると、
右見て、左見て、右見て…。
うんうん、ちゃんと確認している。

右見て、左見て、右見て…
もう一回するの?

「あ、車の音が聞こえる!」
右見て…

かれこれ、1分…いやそれ以上繰り返している。
いつになったら渡れるかわからないし、保育園に遅れそうなので、
その日は、一緒に渡ることにした。

道路の横断はなかなか難しい。
前は、右見て左見て右見て、車が来たタイミングで飛び出したことがあるし…。

その夜、
「小学校行くときな、Nちゃんと、Mくんで手をつないで、ゆーちゃん(娘)は、Tくんと手をつないで行ったらいいねん!」

娘なりに小学校に一人で行かなくていい方法を考えたようだ。

でもね、娘よ。
NちゃんもMくんも、Tくんも、小学校は一緒だけど、
家が遠いから小学校に行く道が違うんだよね…

それを聞いた娘は、そうなんか…とちょっとしょんぼりしてしまった。
今通っている保育園の友達は、ほとんどが別の小学校に行くことになっているので、娘と一緒の小学校に行くのは3人だけ。

だから、不安に思っていることはよくわかる。
前に、お友達と小学校が分かれると知って、泣いてたもんね。
しかも小学校は、保育園と違ってちょっと遠い。

だけど、安心して。娘よ。
小学校には、集団登校という制度があるから一人で行くことはないんだよ。

とはいえ、小学生になることを一番不安に思っているのは、何を隠そう私だと思う。だって、今でも泣きそうだよ…。

娘の成長は、親の成長の時でもあるんだな…と気づかせてくれたランドセルだった。


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