自分を貫き通していきたい

子どもの頃から、わたしは母と姉と好みが違うと思っていた。
好きな芸能人の顔のタイプが違ったし、食べたいメニューも違ったし、ほしい服やバッグも違った。
幼い頃から気づいていたけど、子どもの私はその事実を口にすることはできなかった。
だから、いつも母と姉の好みに合わせていた。
あの2人だったらどれを選ぶかな？というのが、わたしの選択基準だった。

でも大学生あたりから気づいたのだ。
母と姉の好みは全く同じだが、わたしはめっきり好みが違う。たぶんわたしは父と似ている。
ブランド物には興味はないし、イケメンも好きじゃない。でも車が好きだし、映画と本があればストレスが発散できる。
これは完全に父寄りなのだ。

そして大学生あたりから、少しずつ自分を出すようにしていった。社会人になり、一人暮らしをしたらこっちのものだ。
どんなものを買おうが、食べようが、着ようが、母と姉は知らない。
わたしはわたしのためだけに選択できたのだ。

それでも母や姉と会うときは、2人好みの洋服を着て行くわたしがいた。

だがしかし、限界だ。わたしはわたしの好きな服を着よう。2022年の抱負でも書いた。
これはわたしにとって大事なこと。

そして今日！春服を買ってしまった。
たいだいのトレーナー。
ちょっとふざけた感じがとても可愛かった。
試着をして、買うか迷いに迷った。着ていくところはあるかな。母や姉は何て言うかな。
30分ぐらい迷っていたと思うが、自分の気持ちに正直になることにした。
誰に何と言われようとわたしはこのトレーナーに一目惚れしたのだ。着たいと思ったのだ。

購入して、るんるん気分の帰り道。
家族LINEが動いていた。
わたしは思い切って春服を買ったと報告。
そして、写真を送った。
正直何と言われるか不安だった。理解してもらえないだろうと思っていた。

しかし、返信はまさかの「いいじゃん」という言葉。
わたしは驚いた。
わたしが勝手に思い込んでいただけなのかもしれない。母や姉はとっくのとうに、わたしの好みを理解してくれていたのかもしれない。

わたしのるんるん気分はさらに上がった。
早くこのトレーナーが着たい！！！！
自分の好きなこの服が着たい！！！！

いつでも自分に正直に、自分のための選択をしよう。
自分の着たい服を着るぞ！！！

実りある一年にしたい｜ムーミン谷の住人｜note