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クセで氷を入れてしまった



 今更、こないだのBBQの時に聞いた私の恋愛に関する噂話を聞いたことを思い出していると、じわじわと、何かどす黒いものが湧いていて、いや、もはや笑うしかないのだけれど。いつかこれは何かしらの報復を受けるのだろうか。彼は。いつかの恋人は。そういうところがダメなんだよね、といいたい。連絡も絶っているのでどうしているかは知らないけれど、自分がやったことを棚に上げて何を言ってるんだ……。ただただ、『そういうとこだぞ』と思った、午前中。


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 エッセイが読みたくなって昨日から読んでいる、さくらももこさんの『もものかんづめ』は、私たちの知っている国民的アニメ『ちびまる子ちゃん』のイメージをより現実感マシマシに、かつ、昭和あるあるがそのまま描かれていて、放映されているアニメはかなりクリーンに微調整されているなぁ、と気付かされたのだった。痛快。面白かったな。再読なんだけど、忘れている話と覚えている話と両方あって、じいちゃんが亡くなった時の話なんて、悲しい話のはずがシュール以外の何ものでもなく、身近にいる人の死をこんなふうに笑い話にできるのってすごい。死に顔見てわろてる家族。色んな家庭があるもんだなあと思う。

 そうして又吉さんの『夜を乗り越える』も読み、やっぱり又吉作品は全部脳内で又吉さんの声で音読される。映像なんかラジオなんか。でも、この本読むと頑張ろうと思えるんよね。苦しくて貧しくて嫌な思いもしつつも、やりたいことをやるためには歯を食いしばるくらいの努力が必要なんだよな、ということを又吉さんなりの言葉で『本当にものごとに向き合う時ってしんどいんやで』っていうことを伝えてくれている。それが安心するのだった。


 その後ゆっくりとちまちま山内マリコさんの『ここは退屈迎えに来て』を読んでいる。地方都市の描き方が、これって徳島の話ですか?ってくらいよく似ていて、どこも同じなんだなぁと思う。あと田舎の人間関係の描き方もリアルすぎてぞわーっとする。うわぁ、いやなんだよね、この田舎ならではの……いろいろ……。でも面白い。

 読み切るまで起きていたいと思うけれど、明日は妹の引越し先のお掃除を頼まれているのだった。早く寝た方がいい気がしている。でも読みたい。そんな葛藤する時間があれば読んでるね、と思いながら日記を書いている。

このあとのことは布団を敷いてから考えようか。

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