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甘いのはホットココアだけで


 書いては消し、書いては消し、を続けている夜。はあ、もう、どうしたもんだ、と嘆いたって自分の脳みそが馬鹿馬鹿しいくらいに空っぽになっているのだ。圧倒的に足りていないインプット。なぜか。私のキャパが足りてないから。

 短歌から離れていたのは自分で、逃げていたのも自分。なんでこんな時期に今更やねん、と思うけど、でも、出さない後悔をしたくないな、という一心。これがままならないということか。

 そうして逃げてきたのがここ。日記。言葉は打てる。だがここではいけないのだけれど。ブレインダンプしているということにして。
 今は楽しいを通り越したところにいる。苦しい。頭も心も凝り固まっている。十分な読書ができていないから。創れていないから。自然物に触れられず、意識を向けることもできずにいたから。入り込めていないから。言い訳は十分。もう十分自分の至らなさや反省すべき点はわかっている。他のものに擬態しすぎているから。絞り出すとはこのこと。世の中の創作をしている人たちみんなを尊敬する。いかに切り替えが大事か。そして、いかに小さな発見を常に記録しておくか。熱をだして寝込むのもまた言い訳にはならない。
 反省はここまでにして後悔はしないように。残しておきたいものを残せるようにしましょう。わたし。

 短歌を作らねばと思っているのに詩を作ってみたいとか思って脱線し、結局作ってはいないけれども作るべき短歌は31文字に収まり切らない。おうおう。それじゃだめやがな、31文字、5・7・5・7・7やんか。と突っ込みながら考える。小学生以下の語彙しか出てこない。待ってくれ、落ち着けよわたし。どこに落としてきた。語彙。猫の遊び道具にされたか。
 
 あーでもないこうでもないとしているうちにノートはグジャグジャの斜線で真っ黒になっていた。生き残っている短歌の文字も全く可愛げのない荒々しさ。
今週しかない、今週金曜日までしかないぞ…と自分に言い聞かせていたのだけれど、あれ?31日必着だったよな?と思って郵便配達の発送に係る日数を調べてみたら心臓がひやっとした。金曜日だと土日を挟むので、一番信用のならない※がついてる。ああ。デッドラインが短縮された。笑うしかない。何やっとんねん。計画性のなさに辟易している。なーにやってんだろうね。でも出す。(出すのはやめない)

 どうしたってこんなに困ってたって、作ることはすきだ。辛いけど好きだ。どうしようもない自分からどうしようもない言葉が生まれたって、それがそのまま、文字として、思いとして残るのだから。愛していきたい。


 次に日記を書くのは、投函できた時だと信じて。

(今回のことをよーく反省して、3月23日締め切りのものは計画的に作ってちゃんと出したい)

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