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侘びをたのしむ

三日前まで涼しさの中にも 日差しの温かさを感じられて半袖を着ていたのに 今日は冷たい雨が一日中降っていた 夜スーパーに買い物にいったら マフラーにコートを着てる人までいた 季節の移り変わりは突然やってくる 実りの秋が来ることが楽しみで 夏の終わりにはそこまで寂しさを感じなかったけど 傘を持つ手も冷たく 急にやってきた季節の変化に 身も心もがあまり追いついていない そんな時、茶道の先生が言っていた言葉をふと思い出す 「この時期は侘びを楽しむ季節です」と 侘びとは、 閑

    • 自分のニッチ

      落ち着く場所の居心地の良さは、 居心地の悪い場所に行った時に身に沁みてわかる。 私は仕事柄、平日に出かけることがほとんどだ。 コロナ禍になって以来、ステイホーム・ソーシャルディスタンスがは薦められて街に繰り出す人は減った。 こんな生活スタイルも早二年が過ぎ、ワクチンを打つ人が増えるとともに、街の活気は戻ってきている。 久しぶりの土日休みで、休日の雰囲気に浮かれて都内に出かけたら人の多さに圧倒されてしまった。コロナに対する耐性はできたけど、人の量に対する耐性はかなり落ちた。

      • 知った気にならず自分の五感で感じること

        休日、ダミヤン・ハースト展に行ってきた。 インスタストーリーの広告で何度も見かけ気になっていた。「国立新美術館」とインスタで検索してみると、作品がわんさかアップされている。ここで一気に私の足取りは重くなった。私自身、SNSがきっかけでこの展示を知ることができたのだけど、写真をとって良い、という状況に妙な抵抗がある。アートや美術を語れるような知識なんてこれっぽっちもないけど、その場所実際に行ってみて、感じとることに意味があると思っている節がある。映えるスポットみたいになってて

        • MOOD.

          2022/3/12 sat 11:21 20℃ 雲一つない快晴。気づいたら季節は変わっている。 冬のぴんと張り詰めた肩が上がってしまうような空気に慣れていると、この柔らかく暖かいゆったりとした空気が何とも甘ったるく(時に心に余裕がなければ、鬱陶しく)感じてしまう瞬間がある。でもこの陽気さに背中を押され、書いてみたくなった。 ただただ今思っていること。 2月半ば、とある悲しい出来事があった。とても受け入れがたく、正面から向き合う勇気さえも未だ持てずにいる。それ以降、

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