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MOOD.

2022/3/12  sat 11:21 20℃ 

雲一つない快晴。気づいたら季節は変わっている。

冬のぴんと張り詰めた肩が上がってしまうような空気に慣れていると、この柔らかく暖かいゆったりとした空気が何とも甘ったるく(時に心に余裕がなければ、鬱陶しく)感じてしまう瞬間がある。でもこの陽気さに背中を押され、書いてみたくなった。


ただただ今思っていること。


2月半ば、とある悲しい出来事があった。とても受け入れがたく、正面から向き合う勇気さえも未だ持てずにいる。それ以降、私の心は感情を鈍くすることで曖昧にしてぼんやりと日々を過ごしてきた。

父との何気ない会話で、あれからもう1ヶ月経つことに気づかされた。「そうか、もう1ヶ月なのか…」と。長いような短いような。この1ヶ月、何をしてきたと言われたら、本当に最低限のことしかしていない。世界がグレーになった気がした。そうすることしか出来なかったと言えばそうなのだけど、いつまでこの時間を続けるの?と心の中の私が言う。

たしかに受け入れ難い。事実として認めたくない。認めるのも怖い。心の感度を鈍感にすることで、見ないように蓋をして1ヶ月過ごしてきたけれど、蓋を開ければまだ鮮明な感情がそこにはある。

時が経つにつれ変化してゆくのかもしれない。捉え方が変わって受けとめられるようになるかもしれない。でもその時が来るのを何もせずじっと待っていては、どんどん無味乾燥な時間を重ねてゆくことになる。

だから私は書くことにした。整理をつけるために。そして作ってきた心を鈍くする壁を壊して、心の感度を高め物事を鮮やかに感じられるようになるために。

両手が塞がっていては何も出来ないように、行き場のない気持ちを抱えていては次に進むことができない。少しずつ蓋を開けて、見つめて、そして手放していこう。

だから、私はここに感情を書いていくことにする。きっと振り返った時には、変化の点の集まりとなり、線になっていることを願う。

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