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帰宅難民

昨日の出来事だった。

夕方の飛行機に乗る為に搭乗手続きを待っていた。

すると、急に全便遅延の表示。

ざわつく待合席。

どうやら飛行機が燃えていると。

初めはただの火事だと思っていたがそうではなかった。

徐々に知人からの連絡やニュースで情報が入ってくる。

テレビには燃える機体。

全く意味がわからない。

手荷物検査を終えてロビーで待っている間に飛行機がぶつかったなんて。

音も何もしなかったし言われるまで誰一人として気づいていなかった。

反対側のロビーの外で飛行機が燃えていた。

結局その日は全便欠航となる。

受付は長蛇の列に。

問い合わせの電話も繋がらない。

私はなんとかネットで明朝の便を予約できた。

その時点でかなりの時間が経過。

そこから預けていた荷物を受け取るために来た道をひたすら引き返す。

受け取り場所に着くと人がごった返していた。

いつ出てくるかわからない荷物をただひたすらに待つ。

コンベアーの横には空のペット用のキャリーが積まれていた。

さすがに先に引き渡されたのだろう。

荷物を待っている間にその日泊まる場所を探す。

近隣のホテルはすでに満室。

電車一本で行ける少し離れた場所になんとかホテルを取ることができた。

痛い出費だが仕方がない。

荷物は思ったよりも早く出てきたのが救いだ。

そこから電車で移動。

本当ならとっくに自宅に帰宅していたであろう時間にホテルに着いた。

テレビをつけると空港火災のニュースが流れていてやっと何が起こったのか理解。

とにかく疲れた。

そして今日。

飛行機は少し遅れたが無事出発。

予想外の一泊でお留守番中の猫が気がかりで仕方なかった。

ご飯と水は多めに置いてきていたがやはり心配だ。

急いで帰宅。

きっと寂しかったのかいつもと違う鳴き方で甘えてきた。

しかし、伸びた爪を切ろうとしたら思いっきり噛まれたので怒っていたのかもしれない。

本当だったら昨日の夜に帰ってきて今日一日ゆっくりしてからの仕事始めの予定だったのだが。

2024年、波乱の年明けとなった。


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