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一ヶ月で人差し指タイピングを卒業するための鉄則10カ条!(タッチタイピング)

早速ですが、普段どうやってタイピングしていますか?
人差し指で?それともすでにタッチタイピングを身に着けた状態でしょうか?

私も昔は人差し指でキーを探しながらタイピングを行っていました。
小学三年生のときのパソコンの時間なんて先生に「Sキーってどこですか?」「Kってどこですか?(半泣き)」って手を上げて数回質問するような子でした。

そんな人間でも一ヶ月で習得することができた、タッチタイピング(手元を見ないでタイピングする技術)ができるようになるために守っていた鉄則10カ条を書いていきます。

タッチタイピングは魔法じゃありません、誰でも練習すればできます。早速見ていきましょう。

※タッチタイピングとはいわゆるブラインドタッチのことで、手元を見ないタイピングを指します。この記事では呼称を「タッチタイピング」で統一しています。

そもそも筆者はどれぐらいタイピングが速いの?

実力を語らない人間がタイピングのことについて話をしても説得力がないですからね、わかります。
マイタイピングで測った記録をスクショしたので、これで判断してください。

要するに日本語に直すと1秒で大体4.2文字を打てるぐらいの実力です。
このサイトで測定しました。

有名なサイト「寿司打」でも測ってみました。

普段寿司打はやらないのでちょっとこのスコアがどうなのかはわかりかねますが、ド素人ではないことがわかってもらえればいいです()

でも私にだって、さっき言ったとおりキーの位置を先生に質問するような時期もありました。
どんな感じで練習したらこれぐらいのスピードになるのか、早速解説していきます。

心構えと習得内容

タイピング練習をする上で、意識しておくと楽になることはいくつも存在します。

【心構え】

1.焦らないでコツコツ練習する
2.可能な限り毎日練習する
3.結果は記録する

【技術面】

4.ホームポジションは常に意識
5.手元は絶対に見てはいけない
6.最初は中段→上段→下段 の順に練習する
7.母音は特に意識する
8.やってはいけないこと
9.スランプになったら正確度を重視しよう
10.慣れたら実用しよう

1つずつ解説していきます。

1.焦らないでコツコツ練習する

あなたは指の筋肉を鍛えたいわけではありません。
「タイピング」を身に着けたいのです。
なので、一日に1時間とか連続でタイピングの練習をすることなんて考えないようにしてください。

適切な頻度は「週4以上5分ずつ」です。10回復唱してください。

今日は時間があるから時間を取って練習したい!というのであれば30分タイピングをして30分休憩する…と言った風に休憩をとりながらやるといいかも知れません。

2.可能な限り毎日練習する

一日に時間を取って長時間練習するよりも、毎日練習することを心がけてください。そっちのほうがよほど効率的です。

週4は練習してください。5分でかまいません。短くてもいいので時間を取って練習してください。
その時はやる気がなかったとしても、とりあえず始めてみたら気分が乗ることもあります(作業興奮といいます)。

3.結果は記録する

タイピングを練習する時、(基本的には)目の前にパソコンがあるんですから、ぜひ紙ではなくExcelとかGoogle スプレッドシートなんかを活用して努力の痕跡を残しましょう
モチベーションにも繋がります。

そのためにささやかなプレゼントとして「タイピング速度記録表(マイタイピング使用前提、Google スプレッドシート版)」をつけておきます。

最初は良くないスコアかも知れません。
しかし、生まれつきタイピングができる人間なんてこの世に存在しません
ひらがなの書き方を覚えていったときのような感覚を大事にしながら、一歩ずつ頑張っていきましょう。(ちなみに筆者は覚えていません)


ここから下は技術面(練習するときのコツ)を書いていきます。
ローマ字を覚えていることは大前提としますので、不安がある方はまずはその勉強から始めてください。
ちゃんと覚えたら練習のステップに進みましょう。

4.ホームポジションは常に意識

ホームポジションとは、画像のように指を配置した状態のことを指します。

※リンク先が画像になっています

これです。担当するキーが指ごとに決まっています
(慣れてきたら厳格に守らなくても大丈夫ですが、基本はこれで覚えてください)

指は、打った後ホームポジションに帰ってくるようにします。
例えば「U」って打つときはJキーからUキーのところまで指を上に動かしますが、その後は必ずJキーに指を戻すようにします。

また、手は寝かせるのではなく、手のひらで卵を掴むように丸くし、8本の指の指先がだいたい平行になるようにするといいです(重要)。
寝かせた状態でタイピングするようになると変な癖がついて取れなくなります。下段、スペースも打ちにくくなります。

あと、FキーとJキーにはよく見ると小さい突起がついていると思います。
これがホームポジションの目印です。
タッチタイピングでは手元を見ないので、これをもとにホームポジションを維持します

5.手元は絶対に見てはいけない

言いたいことはわかります。
どのキーがどこに有るかわからないのに手元を見ないで打てるわけがないダルォ!?」ですよね。わかっています。最初はみんなそう思います。

しかし、タイピングのサイトに行けばわかりますが、基本的にこんな感じでキーボードのイメージ画像が出てきます。

これを頼りにタイピングをするようにしてください。
手元を見ている限り、人差し指打ちのスピードを超えることはできないと思ってください。
タッチタイピングの最大のメリットは、手元を見ないことで高速にタイピングできることです。手元を見たら台無しになります。
ちょっとずつでいいですから覚えていきましょう。

「じゃあキーボードの丸暗記はしたほうがいいの?」と思ったかも知れません。
結論、そのうち覚えられるのでどっちでもいいです。時間があるなら暇つぶしに覚えてみるのもいいかも知れませんね。

6.最初は中段→上段→下段 の順に練習する

いきなりすべてのキーを頭に詰め込もうとすると頭がパンクします。
中段左手、中段右手…というふうに段階的に覚えていくことをおすすめします。

個人的に、さっきから何枚かスクショやリンクを張っていますが、マイタイピングというサイトをおすすめしています。
ここは公式がタイピングを毎週更新するだけではなく、個人が自由に投稿することもでき、ネタに困りません。

また、さっきから書いているタイピングのコツも一部掲載されています。

こんな基礎訓練メニューが用意されています。
一日に1~3つ進め、全て合格できるようになったらつぎはこのメニューの下にある「タイピング練習(習得編)」や、日本語の練習にシフトしていくといいです。

このサイトにも書いてありますが、一日10~30分程度が目安です。
程々にコツコツ頑張りましょう。

7.母音は特に意識する

母音とは「aiueo」のことです。

この文章を打つだけで、何回もa,i,u,e,oは打っています。
少し考えてみればわかることなのですが、この5つは使用頻度がトップクラスで、覚える優先度が一番高いです。
このキーの中に「ミスが多いよ!」と言われたら特に注意して特訓するようにしましょう。ここのミスが多いと速度、正確率に直結します

8.やってはいけないこと

タッチタイピングを身につける上でやってはいけないことは、実は色々あります。
さっき書いた「手元は絶対に見てはいけない」とかもその1つではありますが、他にも色々あります。

・いきなり長文にチャレンジしない

途中で飽きます。やめておきましょう。
最初は短い単語のやつが理想です。
マイタイピングの公式にもあります。

この単語タイピングは毎週1つずつ更新されます。
この記事が掲載された時点で120種類もありますから、しばらくはここで練習するのが良いでしょう。
良質なタイピングがいくつも揃っています。

ただし、この単語タイピングは52番以前は課題文字と言って、例えば「@」「^」「9」といったようなローマ字ではないものを含んでいることがあるので、最初は53番以降からやるのがおすすめです。

・歌詞タイピングは避ける

親しみやすそう、というのはわかりますが、思っているより長いです。
すごく長いです。
タイピングの打鍵/秒が4.0になっても相当時間がかかります。よっぽど好きじゃないと途中で疲れて投げ出しちゃいますよ。

9.スランプになったら正確度を重視しよう

毎日練習していると、いつか途中で「全然スコアが上がらない」時期が来るとおもいます。

そうなったときは、気分を変えて正確度を上げることを最優先にタイピングをしてみてください。速度は犠牲にして構いません。
ミスなしが連続すると、だんだん指がノッてきておのずと速くなります。スランプな人は是非試してみてください。

正直、速度より正確度のほうが3倍ぐらい重要です。速度はあとから付いてくるものです。速度だけ早ければいいわけではありません。見た目のスコアは伸びるかもしれませんが、実用では役立たずです。

10.慣れたら実用しよう

これがなんだかんだ言って一番大事かも知れません。

タッチタイピングを習得したら、実践することが大事です。
実生活で使わないのに「なんとなくタッチタイピングを習得したい!」と思っている人は少ないと思います。

目安としてはマイタイピングの打鍵/秒が4.0ぐらいになったら、生活の中でもタッチタイピングを実践してください。
これぐらい速度があれば支障はありません。

打鍵/秒が4.6ぐらいを突破しても毎日タイピングのサイトに行って練習を続ける必要はありません。
実生活で利用すればそれは一番効果的な練習になります

日常生活の中でタッチタイピングを使える場面があり、それを実践しても問題がなさそうならわざわざもうタイピングのサイトに行って練習をする必要はないでしょう。
「習うより慣れよ」です。

たまに実力だめしに来てみたり、マイタイピングの「マイタイピングカップ」に挑戦してみるのはもちろんOKです。
それでももっと速度を速くしたいというのであれば、毎日練習して粘って見る価値はあります。

タッチタイピングは一度モノにしておけばそうかんたんに抜け落ちることはありません。
なまったと思えば練習して取り返しましょう!

最後に

タイピングができる大学生は年々減少しています。もし大学生ぐらいの年齢の方がお読みになっていれば、この記事に出会えたのは大チャンスです。

タッチタイピングは一ヶ月ぐらいで習得できるのに周りと差がつけられる、しかも将来にわたって役に立ち続けるスキルの一つです。

「タッチタイピングとか夢の世界」と思っていた方、ぜひここに書いたコツを参考にしてくだされば幸いです。

そして、一度身につけたら実践することで真に自分のものとなるように、継続して努力してください


ここまで読んでくださりありがとうございました。
一人でも多くの人がこの記事を参考にしてタイピングを上達させることを願ってやみません。
それでは。

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