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まもうさ小説

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原作、旧作、Crystal(Eternal、Cosmos)、ミュージカル全媒体のまもうさ中心(エンセレ、タキムン、まもうさちび、キンクイ、キンクイレディ、遠うさ、月影うさ、セーラ…
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#エリオス

セラムン二次創作小説『幸せ家族計画』

うさぎウハウハ編

「ママはぼくがまもる!」

物心ついた時から口癖のように長男太陽の大人びた口調を微笑ましく思っていたうさぎ。

「うふふ。それは頼もしいなぁ~ありがとう、よろしくね太陽くん」

うさぎは衛に瓜二つの小さな男の子は、まもちゃんが小さい時はこんなんだったんだろうなと思いながら愛しく見ていた。

「ママを守るのは俺の役目だ。取るなよ太陽」

まだ7歳の子供にライバル心剥き出しの衛。

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セラムン二次創作小説『Memorial Day』

ハーバード大学の冬休みを利用し、衛は留学から一時帰国していた。

クリスマスにカウントダウン。年末年始のイベントを久しぶりにゆっくりと日本に戻り、うさぎと過ごした。

そしてもう一つ。衛にとって一大イベントがこの日、控えていた。ーーー成人式だ。

着物の着付けのために衛は朝からうさぎの家へと来ていた。うさぎの母である育子に着付けてもらうためだ。

「よし、出来たわ!」

「ありがとうございます」

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セラムン二次創作小説『月に願いを(まもうさちび)』

「部分月食楽しみ~」

そう話すのは衛の家へやって来たうさぎとちびうさだ。ベランダへ出てスタンバイしている。

家主の衛はそんな2人を微笑ましくも複雑な表情で見つめていた。

「皆既日食以来の天体ショーだもんね」

「そう、でもあの時は色々あって楽しめ無かったし……。実質、初めての天体ショーなんだよね」

そう話すちびうさはどこか寂しそうで、少し大人に見えた。

「ちびうさは天体ショー、初めてなの

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