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クン美奈小説

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前世、現世、未来のクン美奈の話をまとめて置いていきます
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#アルテミス

セラムン二次創作小説『二人の長い一日(クン美奈)』

とある休日のある日、朝から美奈子はソワソワしていた。

どんな服を着ようかとか部屋はこれで綺麗かとか、部屋の中を隅から隅まで歩いて落ち着かない。

その様子を見ていたアルテミスは呆れる。

「もういい加減落ち着いたら?」

「そんな事言われても……他人事だと思って!」

アルテミスにとっては他人事である。

そして今は猫の姿なので人でも無い。

「気持ちは分かるけど、自然体でいいんじゃないかな?挨

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セラムン二次創作小説『寒さなんて投げ飛ばせ(クン美奈)』

夜更け過ぎから雪が降り、都心も積もるとテレビの予報通り大雪が降ってきて外の様子を見ながら美奈子はソワソワしていた。

「アルテミス!大雪よ!夜中の間に積もるかな?」

「嬉しそうだな?僕は寒いから憂鬱だよ」

「白いから雪と同化するもんね笑」

「美奈ぁ~…」

雪にテンションが上がりながらも翌日は土曜日で君斗との約束があったのと積もる事を期待して早く眠りにつく事にした。

そして翌日、普段なら休

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セラムン二次創作小説『センコウ花火(クン美奈)』

「やっぱり夏は花火よねぇ~」
「ああ、そうだな」

俺の横で手持ち花火をしながら美奈子が呟く。
花火をすると言うのは柄ではないが、やはり日本人だからやり出すと風流で良いもんだと単純に思う。
何より美奈子が楽しそうなので、それを見ているだけで満足でもあった。

だがしかし、美奈子と2人でやるのだと思っていたのだが、何故か人間のアルテミスとルナも一緒になってやっていた。
仕事から帰宅して一息ついている

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セラムン二次創作小説『サシ飲み(クン美奈)』

ある日の夜、公斗は西麻布の雰囲気の良いバーである人物を待っていた。

前世からの美奈子の側近である猫のアルテミスだ。

と言っても猫の姿のアルテミスと店では話す事は出来ないため、自由自在に人間化出来る身体を活かしてバーに来るよう伝えていた。

呼び出したのは他でも無い、公斗本人だ。

そして呼び出したのにはちゃんとした理由がある。

話しておきたい大切な事があったからだ。

どうしても話さないとい

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