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中長期で考えたい設備のリフォーム:キッチン

リフォームのこと、なかなか知る機会がありませんよね?
住設機器についても、ほとんど知識ゼロ。
20年、30年の間には商品も相当進化していますよ。

中長期で計画したいリフォーム、
今回は、キッチンについてです。

いつリフォームするかの検討材料にもなると良いかな。
今回もニッチな話になってしまいますが、ご容赦を(-_-;)


「フツーでいいの」とはいえ、、


リフォームをするとき、皆さん
「私こだわり無いわ。フツーのものでいいの。」
と言います。
でも、一つ見ると
「他はどうなんだろう」と気になるもの。

すると、予定していたスケジュールでは
ぜんぜん時間が足りない!
メーカーも商品も、沢山ありますからね。
「もっとちゃんと検討すればよかった(-_-;)」
となります。

知識ゼロのところに、いきなりの情報量が多すぎる。。
リフォーム会社の人も、そこまで懇切丁寧には説明してくれません。

そこで、なーんとなく
「へー、そうなんだー」
くらいに、分かっておいてもらえると良いかなと思います。

リフォームの
・タイミング
・メリット
・工事は大変か
・掛かる費用

などについて、解説したいと思います。

ガスレンジレンジフード水栓に関しては以前こちらに書きました。

いずれも、今あるシステムキッチン(箱)の「各機器の交換」は難しくありません。

ここで「ガスレンジ」について、補足しますね。


ガスレンジ:ガスかIHか


東日本大震災の前は、
「オール電化にして、ガスレンジをIHに」
という方は多かったです。
震災後は、めっきり減りました。

理由の一つは、ライフラインは複数手段あった方が良い、ということ。
ガスは着火装置に電気が使われていますが、電池が入っているため
停電しても使えます。

もう一つは、IHは電気を食うので、本来は電気代が高い。
給湯も電気にしてオール電化にし、安い契約プランにすると、
ガスを使わなくなる分、割安だったのです。
それが、電力自由化や値上げなどでメリットが薄れてしまったんですね。

では、IHのメリットって、何があるのでしょうか?

・火事になりにくい。
火を使わないので火事になりにくい。
IHは接している鍋の鉄成分に反応して温度が上がるので、
火が何かに移る、ということは基本ありません。
鍋は熱くなるので、鍋に触るとやけどはします。

安全性という意味では、今はガスレンジも、
安全装置の付いているものが多いです。
センサーが付いていて、長時間つけっぱなしになると消火します。

燃焼ガスが出ない
空気がきれい、ということです。
油のはねとか料理の匂いとかはします。当然ですが。
あと、空気を温めないので、夏涼しい(笑)

掃除がラク
五徳(ごとく=ガスの出る回り)が無く、
フラットで掃除がラクです。

高齢になってきたので、火事予防にと検討される方は多いです。
しかしガスとIHでは、かなり使い勝手が違います
ガラケーからスマホに替える感じでしょうか。
IHで使えないフライパンや鍋もあり、買い替えも必要になったりします。
もし切り替えるなら、適応できるよう早めのほうが良いですね。

ガスからIHへの切り替えは、電気工事で、
200ボルトの単独配線が必要です。
回路の増設やブレーカーの交換、契約容量のUPなど、
必要になるケースが多いです。


システムキッチン全体の交換について


・タイミング

機器類は故障したり消耗したりするので交換が必要ですが、
「箱」自体は基本的にずっと使えます。
ただ、表面材が傷んだり、古いデザインに感じたりで
替えたくなる方が多いです。

・交換するメリット

昔のものは、扉が左右に開くタイプ。
今は「引出し」が主流です。
しゃがんで奥をのぞき込む動作から、
引出して上から取り出す動作になります。
動きがスムーズなのと、収納が奥まで有効に使えます

今までの使い方からは、劇的に変わりますよ!

収納の参考


また、キッチンリフォームの時に、「吊戸棚をやめる」方は多いです。
対面キッチンの、リビングとの間の壁を天井まで解放させると、
キッチンの閉塞感がだいぶ和らぎます。
リビングとの一体感が生まれて
リビングが広く感じられるようにもなります。
これはぜひ、一緒に検討したいですね。

・収納が問題に

吊戸棚をやめるか? ⇒ 中に入っているものをどうする?
キッチンが開き扉から引出しへ ⇒ 何をどうやって入れる?
と、収納の「根本的な検討」ステージへ移行してしまいます。
もう、パニック(笑)

リフォームする前に、減らせるものは無いか、検討しておいてくださいね。

・コンセントの位置と増設

調理家電は昔から比べるとかなり増えています。
この機会に、使い勝手の良い位置を設定。
近くにコンセントを設けてもらいましょう。
フードプロセッサーなどは、コンセントを差しっぱなしで、
すぐに使える場所にあると便利です。
コンセントの増設も検討しましょう。

・工事は大変か?

キッチンの部屋全体をリフォームする形になり、
内装工事もあり、結構大変です。
工期は約1週間です。
リビングとの間の壁を壊すなどは、プラスで掛かります。

・掛かる費用
グレードと、どんな機器を入れるかによりますが、
100~200万程度が多かったです。

お家のキッチンを見ながら、いろいろとイメージしてみてくださいね。
特にモノの量と位置、作業の動線について。
何度もシミュレーションしてみてください。

キッチンだけでこんなに長くなっちゃった(-_-;)
また書きますねー!

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