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人や暮らしのこと

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「個の時代」だからこそ焦点を当てたい、一人一人の人生・暮らしについて書いています。
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2022年10月の記事一覧

時間の流れを合わせてみる:実家での過ごし方

実家に帰省して、 朝私が少しだけ早く起きてリビングに行ったら、 母は、NHKのラジオ体操をしていました。 私が実家にいた頃からしていました。 えらい(笑)! 掃除は毎日欠かさず。 畑も細々ながらやっています。 母は働き者で、毎日コツコツと努力するタイプです。 人生を、なんとかマネジメント出来ています。 おかげで84歳の今も、一人暮らしが出来ています。 それは良いのですが、、 それも含めて、「本当に人って変わらないんだな」 そう、改めて思いました。 母の暮らしは、この家

過ごした時間の価値は、その時はわからないのかも

先日の、実家の片付け。 タンスの引出しには、古い写真が大量に入っていました。 その写真で思ったことを書いてみたいと思います。 実家で片付けをした話はこちら 古い写真 どれも色褪せた、古い写真ばかりでした。 母は、気に入った写真はアルバムに整理しているので、 それ以外の(なら捨てればいいのに)写真です。 父はカメラが趣味で、写真機材には随分お金を使っていたと思います。 今納戸にしている4.5畳の部屋も、 元々は父が写真を現像するための「暗室」でした。 どこかへ家族で出掛

どんどん少子化が進む時代に:田舎の墓問題

皆さんの先祖のお墓は、どこにありますか? 今日は田舎の「墓問題」について考えてみたいと思います。 身近な話 ある日、娘が家に帰ってきて言いました。 「今日カフェに居たら、隣に座ってたおばさん二人が、 お墓を移す話をしていて。 いろいろ大変だって。 100万だか、すごい高いって。深刻そうだった。」と。 娘が気になったのも、私の親の墓問題があるからでしょう。 私もほんの少し前に、全く同じようなことに遭遇しました。 ランチを食べていたら、隣にアラカンと思われる3人組の女性

受け身でも暮らせた時代から

私たちの親世代と私たち50代、 価値観がどう変わったのか? 考えてみたいと思います。 前回「家の住み替え」の話をしました。 特に親世代がどうしてこんなにも、今の「家」にこだわるのか? 怒られそうですが、、 「家」は、自分の価値観への「執着」そのものでは? そう思うのです。 情報インフラの変化 私たち50代は、成長期を昭和に過ごし、 社会人初期に平成を迎えました。 親世代は幼少期から社会人生活のほとんどを、昭和に過ごしました。 昭和は、物質的な充実と進化の時代でした

「家」を変えるってそんなに大変なことなの?

人が超長寿命になり、先に「家の寿命」が来てしまうケースがあります。 今日は「早めの住み替え」について書いてみたいと思います。 「家と暮らし」相談アドバイザーの時、 80代で「もう住めない」状態になり 泣く泣く家を後にするお客さんがいました。 家の寿命については、以前こちらで書きました。 人も歳を取ると、「根が生える」と言います。 80代で新しい環境に慣れるのは大変です。 もっと前に、 子供が巣立ち部屋が空いたタイミングで、 家の寿命とこれから「どう暮らしたいか」考える。